【ファン作りの秘訣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276223

営業の名著『私はどうして販売外交に成功したか』に、「アフター・ケアのすすめ」という項目が出てきますが、あの宝石商の話は、本当に感動的でした。

※参考：『私はどうして販売外交に成功したか』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478540098

どんなに気丈に見える人でも、お客様は常に不安に思っているものであり、自分の判断に自信が持てないもの。

だからこそ、アフターケアが大事だと、この本は言っているわけです。

このアフターケア、アフターフォローの必要性を説き、今どきのビジネスで成功するための秘訣を説いたのが、本日ご紹介する一冊。

営業のプロフェッショナルとして知られる和田裕美さんと、大手企業から有名球団までが採用する「ファンベース」の手法で知られる佐藤尚之（さとなお）さんが、『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』を語った一冊です。

基本は和田裕美さんが実践しているファン作りの秘訣と営業トーク術で、間に佐藤尚之さんとの対談が載っています。

新規開拓ではなく、アフターフォローに力を入れること、売るのではなく、お客様との絆を作ること、営業のゴールはお客様にとってスタートであることを認識し、お客様にとっての「未来ＭＡＰ」を作ること、身内の反対を防ぐために契約直後にフォロートークすることなど、今どきの営業の秘訣が書かれており、勉強になります。

また、役割を担ってもらうことやリハーサルを見せることなど、ファンの心を掴むための秘訣も書かれており、コミュニティ運営をしている方にも勉強になるのではないでしょうか。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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新しいものに流れやすい多くの人を追いかけるよりも、ずっと好きでいてくれる人を大事にすることが、やさしい未来をつくると信じています

◆営業の流れ
第１ステージ　探す
第２ステージ　説明する
第３ステージ　フォローする

多くの営業がこの第１ステージに80％の時間を投下しているのはあまりにも効率が悪いと思いませんか？　逆にほとんど手付かずだった第３ステージにもっと時間をかけてみたらどうなるでしょうか？

「フォロー」と言っても「売りのフォロー」と「関係構築のフォロー」に分かれてくるのです。もちろんファンづくりに必要なのは後者となります

営業のゴール＝お客さまのスタート

たとえば本を買うときに「こうやって読むと楽しいよ」「こんな仲間が読書会やっています」「著者の講演会があります」などの“ガイド”があれば継続して購入してくださる可能性は生まれます

一番信頼できる情報源は家族や友人なんです（さとなお）

実は、どこがファンに好かれているか、愛されているか、わかっていない企業はとても多いです。調査はしていても「ユーザー全体」を調査しちゃう。それでは８割のファンではない人も入ってしまい意味がないです。２割のファンから聴かないと意味がない。だから「ファンミーティング」が必要なんですね（さとなお）

ファンになると「役に立てる」「手伝える」など自分の行為が増えるほうがより喜んでもらえる

ファンの方にとっては「本番」を見ることよりも「リハーサル」を見ることのほうが嬉しい

お客さまの存在を認識し向き合うだけでなく、さらには相談相手になること

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既に佐藤尚之さんの『ファンベース』を読んだ方にとっては、既知の内容が多いかもしれませんが、それをどう和田裕美さんが実践しているか、詳細が読めて面白い。

※参考：『ファンベース』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448007127X

概論に終わらず、実践の手法、ヒントが述べられている点が、新しいと思いました。

ぜひ読んでみてください。

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『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』和田裕美・著　佐藤尚之・アドバイザー　かんき出版

＜Amazon.co.jpで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276223

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◆目次◆

はじめに　ファンベースとの出会い
Chapter1　「ファンに愛される」売り方とは？
Chapter2　ファンベースって？　佐藤尚之×和田裕美
Chapter3　これからの売り方10のルール
Chapter4　ファンのためにできること
Chapter5　ファンを育むムービートーク
Chapter6　ファンを育むためにできること
Chapter7　ファンミーティングをやってみよう！