【ビル・ゲイツの思考を学ぶ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866515414
本日ご紹介する一冊は、世界長者番付13年連続1位、事業家としてはもちろん、慈善家としても有名になったビル・ゲイツ氏の思考法を、ノンフィクション作家、ライターのダニエル・スミス氏がまとめた一冊。
ダニエル・スミス氏の著書は、20カ国で翻訳され、全世界で45万部のヒット。本書もイギリスで出され、13カ国で翻訳された、注目の一冊です。
本書の中で著者は、ビル・ゲイツ氏の半生のエピソードと、そこからわれわれが受け取るべき教訓をまとめています。
さまざまな資料を元に、ビル・ゲイツ自身の言葉も紹介しており、短時間でビル・ゲイツ氏成功の秘訣を学べるでしょう。
ビル・ゲイツ氏といえば、自身が書いた『ビル・ゲイツ未来を語る』が名著として有名ですが、こちらは氏をよく知らない人が、その思考を手っ取り早く学ぶのに適した一冊です。
※参考:『ビル・ゲイツ未来を語る』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475610231X
ビル・ゲイツ氏の先見の明を知るために読む『ビル・ゲイツ未来を語る』と、慈善家としての側面も紹介した本書、『ビル・ゲイツの思考哲学』。併せて読むと、より理解が深まるのではないでしょうか。
著者は、アワードを受賞したポッドキャスト番組「A Short History of…」シリーズの脚本家でもあるだけに、文章は大変読みやすく、楽しい読書になると思います。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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「賢さとは、新しい事実を吸収する力のことです。また、核心を突く質問をして、すぐに理解する力です。物事を記憶し、一見関連がなさそうなものとの間につながりを見つける才能でもあります」
それほどまでにゲイツの心を捉えたものは何だったのだろうか。その真髄は、ファインマンがある学生に宛てた文章の中に一番表れているようだ。「向き合う価値のある問題とは、自分が必ず解決できたり、もしくは解決の力になれる問題だったりと、自分が必ず何らかの貢献をできるような問題のことだろう。もし、本当に何か役立つことができるなら、それが小さな問題であろうが、つまらない問題であろうが構わないんだ」
流行に踊らされず、生涯にわたって尊敬できる人物を見つける
自分が研究する分野でトップクラスの人物について知る
異業界で自分と似た感性、嗜好を持った人物と交流する
金が必要なら、仕事を見つければいい
自分が仲間に入れないのなら自分で仲間を作って、そのトップになった方がよい
はったりは死ぬ気で実現させる
「私たちが選ぶのは、製品や技術に対する熱意を持っている人物、その製品や技術で驚くようなことが実現できると心から信じているような人物です」
「私たち、マイクロソフトはどの会社よりも遠い先を見据えています」
「変化を妨げるのは、思慮が足りないことではなく、物事が複雑過ぎることなのです」
「私たちが注目するのは、他社の出来の悪い部分より、むしろ出来のよい部分である。ぱっとしない点が多いからというだけで、つまらない会社だと切り捨てたりはしない。何か重要なことをしているのに、その会社自身もその重要さに気付いていないことがあるからだ」
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1995年、大学生の頃にパシフィコ横浜でビル・ゲイツ氏の講演を聞きましたが、そこで氏が描いた未来のコンピューティングの世界は、その後、ことごとく実現しました。
本書には、そんなビジョナリー、ビル・ゲイツ氏の思考のエッセンスが書かれています。
ぜひ読んでみてください。
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『ビル・ゲイツの思考哲学』ダニエル・スミス・著 文響社
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◆目次◆
※特にないので省略します
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