【40代からの現実的な起業指南】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478114889

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『いますぐ妻を社長にしなさい』の著者、坂下仁さんによる40代からの副業指南書。

※参考：『いますぐ妻を社長にしなさい』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763133608

収入源を複数にしなさい、という今どきの主張に、節税、副業を起業の域にまで育てていくためのアドバイスが加わり、興味深いノウハウ書となっています。

著者は、25年のメガバンク行員ののち、「お金のソムリエ協会」を立ち上げた人物ですが、本書では、著者の成功体験から、やるべきビジネスを「物販ビジネス」「賃貸ビジネス」「情報ビジネス」の３つに絞り、それぞれどんな人に向いているのか、成功の勘所は何か、詳しく書いています。

土井がやるとしたら「賃貸ビジネス」と「情報ビジネス」の２つですが、解説を読んで、なるほど、自分の性格と向いているビジネスの関係がよくわかりました。

副業などせずに、いきなり起業を目指すという人でも、ここのアドバイス部分は読んだ方がいいかもしれません。

逆に、起業など考えたことがなかったという人でも、どれかに適性がハマるなら、起業を考えてみるといいかもしれません。

いずれのコースも、お試し的なやり方が書かれており、無理なく試せるのがいい。

小さく試して50代以降のビジネスを考えるという本書のスタンスは、多くの中高年の支持を集めるに違いありません。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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「副業」に取り組む年代は40代が最多

50歳から毎日１時間を使って毎月10万円の副収入を得られたとしましょう。時給に換算すると約4000円です。これを、年金がもらえる75歳まで細々と続けるだけでも3000万円に達します。しかも定年後は時間的にも余裕ができるので、稼げる金額は10万円どころではありません。65歳から１日６時間にすれば毎月60万円稼げます。75歳で9000万円になるのです

40代で準備し、50代で行動する

40代で独立してはいけません。なぜなら40代は「種まきの季節」であると同時に「収穫の季節」でもあるからです

所得が500万～800万円あたりで法人化したほうが節税できるといわれます。なぜなら法人税率は、収入額に関わらず税率が一定の「比較税率」だからです

会社といえば普通は株式会社ですが、稼げるライフワークに最も適した会社は合同会社です。合同会社のメリットは設立費用を６万円台に抑えられる点と、株主総会や決算公告が不要という点です

副業初心者の場合、「お金を失わない」「単発で試せる」「簡単にできる」という３つの条件を守ってください

物販ビジネスで失敗するパターンは、初歩段階では１つしかありません。それは、「不良在庫」をかかえることです

５つの「価格のずれ」を掛け算すれば、高収入の物販ビジネスが生まれる

「価格のずれ」が生じる５つのパターン
１．仕入れ場所と販売場所をずらす
２．仕入れ時期と販売時期をずらす
３．大量に仕入れて小分けする
４．付加価値をつける
５．独占販売権を獲得する

算数が得意な人は賃貸ビジネス代表の「大家業」に向いている

３年以上従事した仕事からスキルを抽出

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これまでの著者の主張と重なる部分も多いですが、40代からビジネスを立ち上げる場合の手堅いやり方が書かれており、複数の収入源を狙う方、次のビジネスを立ち上げたい方、脱サラしたい方には良いヒントになると思います。

ぜひ読んでみてください。

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『40代からは「稼ぎ口」を２つにしなさい』坂下仁・著　ダイヤモンド社

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◆目次◆

序　章　なぜ、これからのサラリーマンは「稼ぎ口」を２つにする必要があるのか？
第１章　年収が増え、節税でき、お金が貯まる絶対おトクな働き方
第２章　３つから選べば失敗しない！「稼げるライフワーク」の見つけ方
第３章　「稼げるライフワーク」でまずは月10万円！
第４章　「稼げるライフワーク」をオンリーワンのビジネスに育てる
第５章　「ＦＩＲＥ」より「自由」に「好き」に働きたい人へ。人生をかけるワークを完成させる
終　章　「稼ぎ口二刀流」初心者のための何でもＱ＆Ａ