2021年9月28日

『個人事業主1年目の強化書』天田幸宏・著 vol.5846

【成功する個人事業の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534058721

本日ご紹介する一冊は、起業支援情報誌『アントレ』の編集部で18年間、のべ3000人以上の個人事業主や起業家を見続けてきた著者が、一人起業の成功法則をまとめた一冊。

昔、ドリームゲートの人気アドバイザーが書いた『経営のやってはいけない!』という本がベストセラーになりましたが、本書はその個人事業主版と言っていいと思います。

※参考:『経営のやってはいけない!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295400327

独立したての人が、何をすべきか、何をすべきではないか、戦略面・実務面のアドバイスが載っており、超実践的です。

・名刺には「事業目的」を入れる
・仕事用の「クレジットカード」を用意する
・「クラウド会計」を導入しよう
・自宅オフィスは「家事按分のルール」をつくる

など、シンプルながらやってみないとわからない、かゆいところに手が届く内容です。

他にも、起業家としての処世術やお金のトラブルを避けるためのヒント、長期で競争優位性を築くためのヒントが書かれており、転ばぬ先の杖として機能する一冊です。

さすが、『アントレ』を経て、起業家支援をし続けている著者だけのことはあります。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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ホームページは「問い合わせフォーム」があればOK

会社員時代の実績よりも、現在の「専門性」が重要

「得意なこと」を載せておくと、必要なときに思い出してもらえる

お世話になった方々に「挨拶状」を出す

退職する会社と「業務委託契約」のチャンスを探る

最低半年分の「運転資金」を確保しよう

大切な屋号や社名、商品名は迷わず「商標登録」

税務署に「開業届」と「青色申告の承認申請書」を提出する

「メールアドレス」はGmailで十分

オフィスは「自宅+シェアオフィス」からはじめよう

独立派の成功パターンは「独自市場」をつくること

「下請け仕事は○割まで」とルールを決めよう

◆持続的発展をもたらす「三本柱経営」
・主力事業
・収益事業
・未来事業

強み×対象者×提供価値=独自の肩書き

共同経営がうまくいく確率は10%未満

◆「継続して儲かる仕組み」の5つの型
1.レンタルタイプ
2.会員制タイプ
3.有料情報タイプ
4.コミッションタイプ
5.保守・保険タイプ

相手の言い値ではなく「メニュー表」を先出しする

◆5つの参入障壁
「隔離」「無関心」「ジレンマ」
「ストーリー」「コミュニティ」

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個人事業主をターゲットにしていますが、小さな会社を経営している人なら、きっと参考になることだらけです。

既に起業している方には、自社の事業を見直す、良いきっかけになるのではないでしょうか。

ぜひ、読んでみてください。

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『個人事業主1年目の強化書』天田幸宏・著 日本実業出版社

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534058721

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◆目次◆

第1章 個人事業主になるとしたら、まずやっておきたいこと
第2章 仕事環境を整える
第3章 個人事業主としての立ち位置を決める
第4章 「継続して儲かる仕組み」をつくる
第5章 「営業せずに仕事が集まる仕組み」をつくる
第6章 戦わずに優雅に働く5つの戦略
第7章 知らないと損する、お金まわりのこと
第8章 人生はマラソン。息切れせずに、成長し続ける習慣づくり

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