2020年9月9日

『嫌なことノート』 嫌なことノート普及委員会・著 vol.5594

【ストレスが消える?】
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20代の頃、神田昌典さんの『非常識な成功法則』を読んで本当に良かったと思うのは、好きなことではなく、「嫌なこと」からキャリアを考えることの重要性に気づかされたこと。

※参考:『非常識な成功法則』
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好きなことは曖昧でも、嫌いなことは明確。嫌いなことを避けることで、理想の仕事が見つかることに気づいたのです。

本日ご紹介する一冊は、その「嫌なこと」を書くことで人生を変えようという、注目のノート術本。

「メモノート」と「まとめノート」を用意し、メモノートには「時間」「場所」「起きたこと」をメモする。まとめノートは見開き2ページを使い、4分の1を「嫌なこと」、4分の3を「対策」にあてるというやり方で、「嫌なこと」を外部化し、客観視できるというすごいツールです。

なるほど、確かにこのやり方なら、「嫌なこと→客観化→問題解決」までを冷静に管理し、人生が変えられそうな気がします。

とかく人は嫌なことに直面すると、感情的になりがちな生き物ですが、こうしたツールがあれば、「嫌なこと」をポジティブに転換していくことができます。

さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。

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仕事ができる人とできない人の差は、実は「嫌なこと」にあったときの対応の差

自分を知るために、「嫌なこと」を知る

まずは、あなたがいま感じている「嫌なこと」を10個思い浮かべてみてください

「一度忘れてしまうこと」は仕事でも大切なスキル

アルボムッレ・スマナサーラは著書『怒らないこと』の中で「自分は完全ではないし、他人にもけっして完全な結果を求めない」という思考が、この世の中で我々が落ち着いて生きていられる秘けつだと語っています

「嫌なこと」には4つのパターンがある
1.自分に起きた「嫌なこと」
2.自分の身のまわりの他人に起きた「嫌なこと」
3.自分がやってしまった「嫌なこと」
4.テレビ、新聞、ウェブや、街中などで見た「嫌なこと」

人は自己肯定するのが得意なので、気づくのは簡単ではないかもしれませんが、「自分は人に嫌なことをしていないか?」を考えてみるだけでも大切

人からされて「嫌なこと」を自分はしない

集められた不満やクレームを、B社長は「すぐ直す」「時間をかけて直す」に分け、A4用紙に書き込み、時間があるごとに読み返しているそうです

できない人は「嫌なこと」をそのままにしておくので、「嫌なこと」が次の「嫌なこと」を生み出し、どんどん負のスパイラルに陥る

ヒット商品は「嫌なこと」から生まれている

「嫌なこと」には顧客心理が隠されている

嫌なことをすべて解決しようと思わない

「嫌なこと」を書き続けていくと、「嫌なこと」が変化していくことにも気づく

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さらりと読める本で、読み応えの面ではイマイチですが、「嫌なこと」を通じて大事な気づきを与えてくれる本です。

シンプルなメソッドで、読むのも簡単、実践するのも簡単です。

ぜひ、チェックしてみてください。

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『嫌なことノート』
嫌なことノート普及委員会・著 アスコム

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◆目次◆

第1章 「嫌なこと」に注目すればストレスや怒りがなくなる!
第2章 誰からも好かれる人になるための「嫌なこと」活用法
第3章 「嫌なことノート」で仕事ができる人になる
第4章 「嫌なことノート」の書き方
第5章 「嫌なことノート」を続けるコツ
第6章 「嫌なこと」にはこう対応する

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