2019年9月13日

『投資家みたいに生きろ』藤野英人・著 Vol.5357

【未来に向けてお金を使おう】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478107777

本日ご紹介する一冊は、投資家・ファンドマネジャーで、レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長の藤野英人さんによる自己啓発書。

<貯金に逃げるな。この本は、もっと大事な“人生の目的”を教えてくれる。>という堀江貴文さんの推薦文にあるように、守りばかりで停滞を続ける日本人に、マインドとお金を未来に向ける方法を説
いた一冊です。

著者いわく、現在の日本人は2つのグループに分けられる。それは、

・失望を最小化する人たち
・希望を最大化する人たち

という2つのグループです。

みなさんが未来に向かっていこうとするなら、「投資」をしなければならない。

それなのに自分が歳だから、もうすぐ引退だから、と言っていたら、心にまで閉塞感が巣食って来るのです。

本書では、読者の心が未来に向くように、適切なお金の使い方、心構え、日々の生活習慣のチェックを促しています。

発展途上国を見るとわかるように、人間の「現在」を決めるのは、心が未来に向かっているかどうか。「決して今いくら持っているか」ではないのです。

本書は、この大事な本質に気付かせてくれる、貴重な一冊です。

さっそく、内容をチェックしてみましょう。

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「成長のにおい」を嗅ぎ分けろ

日本人は2つのグループに分けられる
・失望を最小化する人たち
・希望を最大化する人たち

「動く人」と「動かない人」の格差が、さらに広がっていきます

「投資」という行為は、金銭的な損得のためだけではなく、「未来を切り開く」ことにおいて必要なのであって、「お金を得る」ことは投資のリターンの1つにすぎません

やりたいことを実行するための「思い」や、それに集まってくる「仲間」のほうが、お金よりよっぽど貴重

時間をかけることで「価値」が増す

「可処分時間」を見える化しよう

あなたのお金に対する思いは、「過去」と「未来」のどちらに重きが置かれていますか

投資家のように生きる上では、そこに乗せる「自分の気持ち」が大切

未来への期待や希望があって初めて投資は成り立つ

「消費=応援」と考えてみると、あなたがお金を使う行為は「力」を持ちはじめます

多くの人は、「4つの決断の軸」を無意識に使いこなしています。それが、「損得」「善悪」「美醜」「好き嫌い」の軸です

目に見えるものばかりを追い求めると、人生は空虚なものになる

「主体性」「決断」「運」などが欠けた行動は、すべて浪費

これから伸びるであろう企業の成長を信じることが最も安全でリスクが低い

変化への対応こそ「安定」

家庭環境は、うまくいくと資産になりえますが、一方で、あなたに悪い考えを植え付ける側面もあります

月に一度、2~3時間くらいかけて、家電量販店の地下から最上階までをじっくり見て回る

一ヶ月に一度は、新しいアプリをダウンロードする

人的資産はメンテナンスをしなければ、価値を失ってしまいます

モノより「ストーリー」を身につけろ

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序盤は、最近いろんな本で書かれていることとかぶっていますが、中盤くらいから俄然面白くなる本です。

著者の金銭哲学、人生哲学、相場観、そして最近注目している企業名(八面六臂、LITALICOなど)まで紹介されており、期待を裏切らない内容です。

著者がこれまでに述べてきた「ベンチャーの虎」「ヤンキーの虎」に続き、新たに「サラリーマンの虎」という概念が紹介されており、これからの生き方として新鮮に感じました。

投資のヒントに、キャリア、生き方のヒントに、ぜひ読んでみてください。

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『投資家みたいに生きろ』藤野英人・著 ダイヤモンド社

<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆

プロローグ 「リスクと向き合う」ということ
思考1 「投資家の思考」を授けよう
思考2 それでもあなたを「動かさないもの」の正体
習慣1 今日の「過ごし方」が未来へとつながる
習慣2 長い人生に「必要な資産」を増やす
エピローグ 「お金の投資」をはじめてみよう

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