2019年4月15日

『心を成長させる名経営者の言葉』久恒啓一・著 vol.5256

【読み応えあります。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534056834

本日ご紹介する一冊は、多摩大学特任教授であり、NPO法人知的生産の技術研究会理事長、久恒啓一さんが、名経営者の言葉とエピソードをまとめた名言集。

最近、実践系の本に興味があり、名言集の類はあまり紹介していなかったのですが、本書は人物・言葉のセレクトが絶妙で、実践を後押しする言葉がズラリ並んでいます。

ヤナセ創業者の梁瀬長太郎、サントリー創業者の鳥井信治郎、トヨタ中興の祖・石田退三、伊藤忠商事中興の祖であり、「繊維相場の神様」と呼ばれた越後正一、マガジンハウス創業者の清水達夫など、名経営者がズラリ並んでおり、またじつに良い言葉がセレクトされています。

短い文章で、それぞれの人物が成し遂げたこと、エピソードなども紹介されているので、戦後有名経営者の一覧としても役立つでしょう。

個人的には、事業やマネジメント、生き方のの勉強になる内容で、じつに示唆に富む内容でした。

さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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その人の幸せ、不幸を決めるのは、「でも」か、「では」だ(梁瀬長太郎)

「人生はとどのつまり賭けや。やってみなはれ」(鳥井信治郎)

「どうにかなる」という考えでなく、「どうなるか」を研究し、
「どうするか」の計画を立てて実行することだ(鹿島守之助)

花は、いけたら、花でなくなるのだ。いけたら、花は、人になるのだ(勅使河原蒼風)

金ができたら設備のほうへ回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率を上げよ(石田退三)

「会社での8時間を懸命に働くのは当たり前である。当たり前でないのは、会社以外の時間をどう過ごすかである」(土光敏夫)

「技術屋は技術以外、事務屋は事務以外を勉強しろ」(土光敏夫)

「最もよく人を幸せにする人が最もよく幸せになる」(立石一真)

成功は窮苦の間に芽生えており、失敗は得意満面の間に宿る(越後正一)

「逆境の時こそ、先見性と機動力を試すチャンスである」(越後正一)

【本田宗一郎】
社員からは「オヤジ」と親しみを込めて呼ばれたが、このオヤジは「寝食を忘れ、親兄弟を忘れ、金銭を忘れ、名誉を忘れ、世俗の野心を忘れ、好きなことに思いっきり打ち込む」といった人であり、時には鉄拳で叱ったこともあった

会社がつぶれる時は、馬鹿が仲良くしているか、利口が喧嘩をしている時だ(磯田一郎)

リーダーというものは、下に対して俺を信頼しろというのではなく、まず自らが下を信頼すること。すべてはそこから始まります(塚本幸一)

松尾孝の創業理念は「未使用資源の有効活用。農工一体の精神。生涯一人一研究」であった

【中内功】※作字できないので通常の「功」で表記しています「時代の先を行く者は必ず石をぶつけられる。イエス・キリストだってそうだ。私は流通革命というはりつけにあって、常に石をぶつけられてきた」

時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ(安藤百福)

小を大に、大をトップに育てることこそ人生の快事である(水島廣雄)

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個人的に一番刺さったのは、「時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ」という安藤百福さんの言葉。

残りの人生の生き方を考える上で、じつに良い刺激になりました。

ぜひ読んでみてください。

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『心を成長させる名経営者の言葉』久恒啓一・著 日本実業出版社

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534056834/

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◆目次◆

はじめに 「未来世界」と「前近代的世界」に引き裂かれて
1 生き方・働き方が衝撃的に変わる未来
2 前近代的な身分制社会・日本
3 会社や管理職はなくなるのか?
4 「未来世界」で生き延びる方法
おわりに 日本の未来は明るい

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