2018年1月30日

『未来予測の技法』佐藤航陽・著 vol.4941

【『お金2.0』著者による、注目の新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799322117

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『お金2.0』の著者であり、フィンテックの有望株・メタップスの創業者、佐藤航陽さんによる、注目の新刊。

※参考:『お金2.0』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344032152/

テクノロジーが今、どこへ向かっているのか、今後の社会・経済はどうなるのか、最先端の知見から、未来予測のヒントが学べる、興味深い内容です。

あくまで大まかな方向性や原則を示したものなので、「即」お金儲けにつながるわけではないですが、それだけに勉強不足な方には「?」、よく勉強している方には、チャンスが見える内容です。

どんな企業の株を買えばいいのか、次のチャンスを見極めるため、どんなところに目をつけて情報収集活動をすればいいのか。

いろいろとヒントがもらえました。

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

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「代理人」に権力を集中させることで、あらゆるプロセスを効率化させていくのが近代という時代でした。国家はその最たる存在です。国民の力を国家という代理人に集約させることが、近代の社会を運営するうえでは最も効率的でした

領土の重要性が低下する

現実世界に物質として戻しそれを元手に資本を増やすのと、仮想の概念同士のやりとりで資本を増やすのと、どちらがより効率的かつスピーディか、結論は明らかでしょう

アメリカには西のシリコンバレーに対し、東にはそれらの企業の株式を売買して儲ける世界最大の金融センター、ウォール街があります。現在主流となる金融と情報産業の両方を絶妙なバランスで備えているという強さが、アメリカという国を支えています

情報技術の発達は中央に強力なハブがある意味を薄くしてしまいました

暗号通貨が普及して、誰がどのような取引をしたか外部から追跡できなくなると、どのようなことが起こるでしょうか。まず、国家の徴税権が弱まり政府の税収が減少することが考えられます。取引が追跡できず、個人の資産状況が把握できなければ、税金を課す根拠が成立しません。つまり、通貨発行権を失うことは徴税権を失うことと同義なのです

これまでは政治の領域で解決されていた問題を、起業家がビジネスの領域で解決しようとする試みが増えてきています。これからの時代、選挙や議会すらも中抜の対象になりえます

なぜIT業界の巨人だけが未来を見通し、その他の企業、そして投資家までもが遅れてしまっているのか。その理由は、巨人たちが最先端の研究者を自社内に囲い込み、クローズドな状況で開発を行っている点にあります

データが人の「感情」すらパターンとして認識するようになると、誰でもこのパターンを利用することが可能となり、天才の希少性は失われるでしょう

人間の「五感」を拡張したものが、人間の身体の周辺(スマホ)からはじまり、今後は室内(スマートホーム)を飛び出て生活のあらゆるところに埋め込まれていくことになります。人間の目、口、鼻、皮膚などが、センサーという形をとって社会のいたるところに埋め込まれていくのです

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今から20年以上前、ビル・ゲイツが来日した時、これからの未来を鮮やかに予言したわけですが、それが今そのまま実現しています。

未来は、見えている人には見えているのです。

本書は、そんな「見えている人」が未来をどう捉えているかを学べる一冊です。

ぜひチェックしてみてください。

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『未来予測の技法』佐藤航陽・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

国家の未来
政治の未来
第1章 未来に先回りしたものだけが勝ち残る
未来予測はなぜ難しいのか?
予測が難しいからこそ、強力な武器になる
未来予測の鍵は「パターン」
予測の次は、タイミングの見極め
第2章 未来予測の技法
常に原理から考える
すべては「必要性」からはじまる
イノベーションの正体
テクノロジーの進歩と社会の変化に潜むパターン
パターンはビジネスの世界から見えてくる
自らパターンを見出すには行動あるのみ
すべての企業の「目的地」はひとつ

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