2017年9月5日

『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』 マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク・著 齋藤慎子・訳 vol.4794

【スウェーデンの国民的ベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866510137

本日の一冊は、人口わずか980万人のスウェーデンで20万部売れた、スウェーデンの国民的ベストセラー。(日本なら300万部弱といったところです)

スウェーデン以外でも、既に世界22カ国で翻訳されているそうです。

仕事や義務、「すべきこと」に縛られ、不安症やうつを抱えた起業家の夫とインテリアデコレーターの妻の2人組が書いたもので、経験者・当事者ならではの言葉が胸に響きます。

スウェーデンは世界幸福度調査で常に上位入りしている国ですが、その実、日本と同じ真面目な国民性で、それゆえにかなりのストレス社会となっているようです。

既にこの手の本(自己啓発書やマインドフルネス)はたくさん出ていますし、本書の主張の大半も同様の内容ですが、同様のストレスを抱えている人の言葉でなければ受け入れられない、というのが読者の本音。

その点著者らは、上昇志向、責任感が強い、弱音がはけない、という典型的な仕事人タイプで、それゆえに、ワーカホリックな人には刺さるはず。

これまでの悪い習慣を改める、良いきっかけになるでしょう。

さっそく、赤ペンチェック、行ってみます。

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嫌われるのが怖くてなかなかノーと言えなかったのです。その結果、疲はい性うつ病になりました。いま思えば、わたしのようにひどい神経衰弱になるのは、そもそも強い人なのです。自分に必要なことを我慢し、自分という人間の価値、つまり、自分自身が大事にすべきかけがえのない人間であることをわかっていなかったのです

身体からの警告に気づかずにいると、無能感や無力感が襲ってきます。これがイライラにつながりやすく、周囲の人たちとちょっとしたことでぶつかりがちになります

性ホルモン、オキシトシン、その他の抗ストレスホルモンの生成が抑制されます。燃え尽き症候群の兆候があり、仕事も家庭も無意味に感じられ、将来が不安になります。こうなると、友人や家族との付き合いも避けるようになるかもしれません。自分を見失ってしまいます

仕事のことで頭がいっぱいだと、自分自身を意識することがなくなります。自分自身や家族にどんな思いをさせているか気づかないのです

◆重度のストレス障害につながりやすい要因
・精神的に強く、屈しない人だと思われたい
・成果を出すよう求められて育った
・自分の問題を人に話さない。みんな自分の力でなんとかやってい
 るのだから、自分もそうすべきだと考えている
・お荷物になりたくない
・助けを求めるのは非常に難しいと感じる

甘い物、カフェイン、お酒の代わりになる息抜きを探す

アドレナリンには、緊張や心配を増大させ、不安で仕方なくさせる副作用がある

血糖値が高い状態で一日をスタートさせるのもよくありません。一日中、甘い物が欲しくなってしまうからです。スウェーデン政府は、学齢期の子どものお菓子は多くても週に一五〇ミリリットル(コップ一杯程度)まで、また、食事のときは清涼飲料やジュースではなく、水を飲むように勧めています

本当に人生の目標にしたいことを考える

「順調です」ではなく「実は大変なんです」と言う

自分の状況を正直に話すことと、弱音を吐くことはまったく別

人に褒めてもらおうとするのはもうやめましょう。自分で自分を褒めるのです

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「推薦者まえがき」を精神科医の和田秀樹さんが書いており、本書の主張の科学的裏づけをしてくれています。

自己啓発書として読んでもいいですし、心身の健康を保つための実用書としても有用な内容です。

長く働くためには、「他者に奉仕する」だけでは持ちません。

自分を大切にする、という基本ができてこその仕事ですので、仕事熱心な人ほど読んで、ぜひ自らを振り返るきっかけにしてもらいたいと思います。

これはおすすめの一冊です。

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『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』
マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク・著 齋藤慎子・訳 文響社

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◆目次◆

推薦者まえがき──つい頑張りすぎてしまうあなたへ(和田秀樹)
心の病から抜け出したふたりの自己紹介
Part1 幸せの国・スウェーデンの国民病は実はストレス
Part2 『生活』追い立てられる日々から、ゆとりある暮らしへ
Part3 『心』「であるべき」から、「ありのまま」へ
Part4 『人間関係』苛立ちや怒りから、共感と尊敬へ
Part5 『人生』過去や未来ではなく「今、ここ」へ

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