2017年9月6日

『マンガーの投資術』デビッド・クラーク・著 林康史・監訳 石川由美子・翻訳 山崎元・解説 vol.4795

【バフェットの右腕】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822255360

本日の一冊は、バークシャー・ハザウェイの副会長であり、世界一の投資家ウォーレン・バフェットが最も信頼するパートナー、チャーリー・マンガ─の投資哲学。

バフェット一家と長年友人関係にあり、ウォーレン・バフェット研究の第一人者として知られるデビッド・クラーク氏が、新聞、雑誌、スピーチ、書籍、ブログ、年次株主総会などからマンガーの言葉を集めてまとめた、必読の名言集です。

何を買うべきかという話に始まり、売買の心構え、落とし穴の見極め、規律や忍耐など、投資家にとって大事なポイントが短い名言にギュッと凝縮された、素晴らしい一冊。

著者の解説も、理解を深めるのに役立ちます。

後半には、キャリアや教育、伴侶選びなど、人生のアドバイスも載っており、これまた味わい深い名言が並んでいます。

投資名言の類は好きでよく読みますが、これはひさびさのヒットだと思います。

さっそく、チェックして行きましょう。

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「手っ取り早く金持ちになりたい」という欲望は非常に危険である

自分が何を知らないかを知っていることは、優秀である以上に価値がある

人生はある意味でポーカーゲームのようなものである。お気に入りの手札を持っていても、時には降りることを学ばなければならない

投資では、座して待つことが重要だ。証券会社に支払う手数料を抑えられるし、つまらないことに一喜一憂しなくても済む

間違って価格づけされた賭けを探すこと、それが投資だ

良いアイデアはめったにない。勝算が高いと思ったら、大きく賭けるべきだ

金持ちになる秘訣は、投資の好機が訪れたときにすぐに行動を起こせるように、いつでも小切手口座に一〇〇〇万ドルの残高を持っていることだ

何事も複雑であれば、必然的に不正や誤りの温床になる

賢い人は自信過剰に陥りやすいがゆえに、大惨事を免れることができない

マンガーが言うように、とても頭の良い人々と大きなレバレッジという組み合わせは、しばしば大惨事を招く。同じことは、とても頭の悪い人々と大きなレバレッジについても当てはまる

勝ち目があるときにだけ行動すること。あなたは勝算を理解し、自分に勝算があるときにだけ賭けるという規律を守らなければならない

投資で成功するためには、度胸と忍耐という、とんでもなくハードルの高い二つの資質が必要になる。そして、好機が来たら、迷わず跳びつく準備ができていなければならない。好機というものは、そうそう長くは続かない

会社には二種類ある。一つは、毎年十二%の利益を稼ぎ、それを年度末に現金化できる会社。もう一つは、同じく毎年十二%の利益を稼ぐのだが、それを再投資しなければならない会社──現金が手元に残らない会社である。この話をすると、ある男のことが思い浮かぶ。自社の設備を指して「儲けは全部ここだ」と言った。私たちはそのような会社が嫌いだ

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個人的には、<自分が何を知らないかを知っていることは、優秀である以上に価値がある>という言葉が刺さりました。

バフェットもマンガーも、経歴だけ見ると必ずしもエリートではありませんが、彼らは好きなこと、わかっていることに投資したからこそ、人生で成功しました。

良い人生とは何なのか。

それを知るためのヒントが、本書には詰まっています。

投資に興味がある人はもちろん、そうでない方にも、ぜひ読んでいただきたい珠玉の一冊です。

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『マンガーの投資術』デビッド・クラーク・著
林康史・監訳 石川由美子・翻訳 山崎元・解説

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◆目次◆

イントロダクション
PARTI 投資で成功する考え方
PARTII 企業、銀行、経済
PARTIII 事業と投資に関する哲学
PARTIV 人生、教育、幸福の追求についての助言
監訳者あとがき
解説
出所一覧

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