2017年4月2日

『大人のカタカナ語大全』話題の達人倶楽部・編 vol.4638

【グローバル時代、知らないと恥ずかしいカタカナ語】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413112113

本日ご紹介する一冊は、ついに200万部を突破した、「できる大人の大全」シリーズ最新刊。

90万部を突破した『できる大人のモノの言い方大全』以降、何冊かご紹介しましたが、ここ最近はピンとくるものがありませんでした。

※参考:『できる大人のモノの言い方大全』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413110749/

そんななか、登場したのがこの『大人のカタカナ語大全』。

「明日、ローンチです」「エビデンスがとれてます」なんて会話が普通にオフィスでなされる今日、知らないと恥ずかしいカタカナ語が、辞書っぽくまとめられています。

知らないと恥ずかしいカタカナ語の大半は、外資系企業で使われているものだったり、IT系企業で使われているものだったりしますが、本書はこれらに加え、流行のキーワードもバッチリ網羅しています。

オルタナティブ、リクープ、フィジビリティ、シンギュラリティ、シークエンス、シノプシス、イレブン・ナイン、ジェットセッター、リカレント教育…。

ひとつでもわからないものがあれば、チェックすることをオススメします。

意味だけではなく、会話のなかでどう使えば自然なのか、用例まで示されているので、便利な用語集だと思います。

さっそく、気になった部分をチェックしてみましょう。

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□オルタナティブ
直訳は「代替」または「二者択一」だが、もうひとつの新しいスタイルという意味で使われることが多い。「オルタナティブ投資」(従来とは違う金融商品への投資)や、「オルタナティブ医療」(西洋医療に対する東洋医療など)のように、他の言葉にくっつけて使うことが多い

□リクープ
「開発コストをリクープする」などのように使われる。「費用を回収する」「損失などを取り戻す」という意味の言葉。ちなみに、投資した費用を回収して利益が出る損益分岐点のことを「リクープライン」という

□コンパティビリティ
「適合性」という意味を持つ言葉で、「こちらは過去のモデルとコンパティビリティがあります」というように、機種の違うコンピュータ同士でもソフトやシステムが使える互換性があることを表す。「コンパチビリティ」と表記されることもあり、コンパチと略すこともある

□コーズブランド
購入するとその売り上げの一部が寄付されるなど、社会的弱者や環境問題を支援できる商品やサービス。ファッションアイテムから食品まで、日本でもさまざまなコーズブランドが登場して消費者の心をつかんでいる。causeは、「理由」「意義」を意味する

□ベロシティー12
インド、中国、パキスタン、インドネシア、バングラデシュ、ナイジェリア、エジプト、フィリピン、ベトナム、ブラジル、メキシコ、ミャンマーの12カ国で、2015年からの向こう10年間で中間層が拡大して急成長することが期待されている国々

□イットガール
英語で綴るとIt Girl。Itは本来「あれ」「それ」として使われるが、この場合は色気や人気などの意味をもち、今世間で注目されている女優やモデルなどの女性を指す言葉

□イレブン・ナイン
誤差が非常に小さいこと、純度が極めて高いこと。集積回路などに使用されるシリコンの純度は99.999999999と、9が11個も並ぶほど高いことから生まれた言葉

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外資系IT企業に勤めていたので、比較的知っている方だと思っていましたが、それでも知らない用語が満載でした。

特に、流行の言葉は知らないものが多く含まれており、知識の偏りを感じました。

わからないことをわからないままにしておくと、いつか最先端の会話に乗れなくなってしまいます。

そんなことにならないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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『大人のカタカナ語大全』話題の達人倶楽部・編 青春出版社

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◆目次◆

第1章 おさえておきたい! 常識のカタカナ語
第2章 世間をにぎわす! 話題のカタカナ語
第3章 「できる大人」の決め手のカタカナ語
第4章 いまどきの流行が見えてくる! 新しいカタカナ語
第5章 そうだったのか! その道のプロのカタカナ語

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