【感動して、やる気がわく本】
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本日ご紹介する一冊は、名著『思考は現実化する』で知られるナポレオン・ヒルが、「最後に書きたかった本」。

※参考：『思考は現実化する』
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もともとは、ナポレオン・ヒルが亡くなる前に書いていたという、アメリカ黒人に向けた文章がベースとなっており、それに共著者のデニス・キンブロが加筆したもの。

ノースウェスタン大学で発展途上国の富と貧困について学び、その後、アメリカで成功した黒人たちにインタビューし続けてきたというデニス・キンブロが、丹念な取材と、ナポレオン・ヒルの成功哲学を織り交ぜて仕上げた原稿です。

刑務所から大リーグに行ったロン・ルフロアや、縮れ毛をストレートにしてツヤを出す「ウォーカー」コテを開発し、アメリカ初の黒人女性富豪となったマダム・Ｃ・Ｊ・ウォーカー、正式なレッスンを受けずにゴルフチャンピオンとなった腕の曲がった黒人、カルビン・ピート、そしてアメリカで最も有名なトークショーホスト、オプラ・ウィンフリー…。

さまざまな人生のエッセンスを読める上に、彼らの成功哲学、著者が発見した成功哲学もまとめて読める、贅沢な内容です。

さっそく、いくつか気になった言葉を拾ってみましょう。

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人は皆、いつだって自分自身のダイヤモンドの土地の真ん中に立っている

人生で本当に価値のあるものは、すべてタダで手に入る。理性、感情、体、希望、夢、野心、知性、家族の愛、このとても金では買えない財産はすべて無料なのだ！皮肉なことに、金を出して得られるものは、取り換えが利く（中略）しかし、タダで手に入れたものは、決して取り換えることができない

あなたが運転する車も、住む家も、腰を下ろすイスも、最初は頭の中にある考えだった

成功は安売りなどしない。対価は常に前払いで、全額払わなければならないのだ。進んで支払おうとするなら、その見返りは何倍にもなるだろう

「自分の想像やしたいこと、できることを、他人に制限させないこと。さもないと、発見も前進もできないのです」（メイ・ジェミソン）

おそらく人が手に入れられる最大の幸運は、自分の求めるものをはっきりと決め、その獲得に没頭できることである

自分を信じることができず、自分の欠点を他人のせいにする人々は、いつだっている。自分の怠け癖や欠点を家族や配偶者のせいにするのは、人間最大の欠点の一つだ。自分の行動に優先順位をつけられず、自分の選んだ目的に自分の心を向けさせることができないのは、自分自身の責任にほかならないというのに

過去は絶対によみがえることはない。昨日は過ぎ去ったのだ。だから、決して後ろを振り返らないことだ

人は自分が人生に与えた分だけしか、人生から得ることはできない。今日蒔いた分だけしか、明日刈り取ることはできないのだ

人が持っている力の中で、エンスージアズム（熱意）ほど役に立ってくれるものを私は知らない。トーマス・エジソンいわく、「死ぬとき、子どもにエンスージアズムを伝え残すことができたなら、莫大な財産を残したに等しい」

職業について考え始めた若者に、「どんな分野に進むのがいいか」と聞かれることがあるだろう。賢い答えはこうだ。「自分が最も強いエンスージアズムを持って打ち込める分野に進みなさい。未来は仕事の中にではなく、あなたの中にあるのだから」

世界で最も素晴らしいことは、他者の役に立てること

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正直、ここ数カ月の間に読んだ本のなかで、一番感動しました。

本書を読むと、いかに自分が人生において言い訳をしていたか、よくわかります。

人生で本当に大切なものは何なのか、どうやって自分を奮い立たせればいいのか、あらゆる成功のヒントが書かれています。

ぜひ読んでみてください。

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『あきらめなかった人々』デニス・キンブロ、ナポレオン・ヒル・著　きこ書房

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◆目次◆

プロローグ　ナポレオン・ヒルが最後に書きたかった本
第一章　内なる自分へ──最後のフロンティア
第二章　どこまでも羽ばたく想像力
第三章　震えるような願望
第四章　心の壁を突き破る
第五章　何としても、粘り抜け
第六章　最大のチャンスは、常に自分自身の中にある
第七章　熱中したふりをする
第八章　ロックフェラーが本当に欲しかったもの
第九章　六文字の魔法の言葉
エピローグ　外なる世界へ──人類の偉大なる発見