2016年10月26日

『超一流の雑談力「超・実践編」』安田正・著 vol.4480

【上半期ベストセラー1位のビジネス書】⇒『超一流の雑談力「超・実践編」】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905073553

昨日、百田尚樹さんの『雑談力』を紹介し、これでもう「とどめ」のような言い方をしていたのですが、じつは累計50万部大ベストセラーの続編が出ていました。

※参考:『雑談力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569831796

本日ご紹介する一冊は、上半期ベストセラー1位のビジネス書、『超一流の雑談力』のまさかの続編。
(一冊で終わるものと思っていました)

※参考:『超一流の雑談力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905073154

前回の内容に加え、新たなノウハウをまとめており、より充実した内容に仕上がっています。

本文中でも、章まとめでも、前回と違うポイントを分けて示しており、新たに加わったノウハウが一発でわかる、親切な作りです。

文章やエピソードの面白さでいったら、百田尚樹さんの『雑談力』に軍配が上がりますが、なにせこちらはビジネスのベテランによる書。

実際のビジネスシーンに即した、当意即妙な雑談のノウハウがまとめられており、特に若いビジネスパーソンにはおすすめの内容です。

さっそく、ポイントを見て行きましょう。

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「この人とは呼吸が合うな」と潜在的に感じてもらうことで初めて、相手は話の内容に耳を傾けるようになります

ポイントを絞って「ちょいモリ」すると引きつける力が段違いに高まる

「昨日行ったカフェに美人店員がいた」
→「昨日行ったカフェに、思わず二度見するくらいの美人店員がいた」

「今日は暑いですね……。40度くらいある気がしますよ!」
→「今日は暑いですね……。ハンドタオルでは追いつかないくらい汗をかくのでバスタオルが必要ですね(笑)」

相手をうなずかせるには、目を見つめる。それでもうなずかなければ、自分がうなずいてみせればよいのです

◆講演で使える「うなずかせ」テクニック
(1)まずは右と左でターゲットをロックオンする
(2)右側の人にうなずいてもらう
(3)左側の人にうなずいてもらう
→他の人もつられてうなずき、会場全体が温かくなる

話にオチをつける2つの方法
「自虐」or「学び」

短期間の中で何度も「私」が出てきてしまうのは、「会話泥棒」

感情や描写のダイナミックさをあらわすなら「パ行」
「パーッと景色が明るくなりますね」
「すみません、今ピーンとひらめいたのですが……」
「そのわらび餅、感動的なまでにプルプルな食感なんですよ」
「彼は英語だけじゃなく、ドイツ語もペラッペラなんですよ」
「申し訳ありません、つい本音がポロッと出てしまいました(笑)」

自分の主張をするときは、ボリュームを小さく

特徴的なキーワードには相手の「信念」が込められていることが多く、キーワードを共有することで思いも共有できます

意図的に流れを止めたいときは、どんなタイミングでしょうか?
それは、「あ……今話しているこの話題、雑談を深める(核心に迫る)ポイントがありそうだぞ」「ここは掘り下げたいな」というときです

「どうしてそんなに◯◯なんですか?」で自慢話を引き出していく

「さぞかし~でしょうね」+「◯◯しましょうか?」で心配りを伝える

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前作同様、うなずきや声のボリュームなど、非言語コミュニケーションにも触れており、活字だけではわかりにくかった会話のやり取りのテクニックが、しっかり伝わってきます。

ぜひ、読んで実践してみてください。

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『超一流の雑談力「超・実践編」』安田正・著 文響社

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◆目次◆

第1章 引き寄せる話し方
    良い空気を生み出す8つのトークスキル
第2章 心をわしづかみにする聞き方
    人との“違い”が出る質問とリアクション
第3章 困難な場面に対応する
    魅力と説得力を増す上級テクニック9選
第4章 変幻自在の雑談
    相手と状況によって会話を自在に操る

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