2016年1月11日

『成功脳と失敗脳』茂木健一郎・著 vol.4192

【自分の脳をその気にさせる技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862804780

昨年は、情報過多社会の悪影響からか、「行動」に関する本がよく売れました。

ビジネス書の世界では、「思考」に関する本が常にベストセラーランクに入ってきますが、実際には思考だけで人生を変えるのは無理。

やはり行動を変えることで結果が変わる。その結果、思考ややる気が変わってくる、というのが現実に近い気がしています。

そこで本日おすすめしたいのが、脳科学者・茂木健一郎さんの『成功脳と失敗脳』。

成功する人と失敗する人では、どう脳の使い方が違うのか解説した一冊で、正しい行動のヒントがいくつも示されています。

BBM読者のなかに、努力の割に結果が報われない、という方がいらっしゃれば、それはひょっとしたら脳を働かせるしくみを知らないからかもしれません。

本書によると、脳には適度なプレッシャーが必要で、かつ失敗体験があった方がドーパミンの放出量が高い。そしてじつは、脳が最も喜びを感じるのは、成功確率が低いものに成功した時だそうです。(出版は脳を活性化するのにピッタリの活動ですね)

個人の勉強にはもちろんのこと、教育・子育てにも通じる内容で、どうしたら個人の達成意欲が高まるのか、そのメカニズムがよくわかりました。

いくつかポイントを抜き出したので、チェックしてみてください。

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自分自身に適度なプレッシャーをかけ続けていれば、人間の脳というのは自然にアクティビティを上げるようにできているのです。例えば、こまめに時間を区切って、10分でやれる仕事を「8分で終わらせる!」といった具合に進めれば、やるべきことが明確になるだけでなく、結果として能率も上がっていくはずです

1日の中に10個、あるいは20個の、あなたが設定した目標の小さな成功体験を積み重ねるということをしてみてください

脳というのは非常に面白いもので、実は「失敗の貯金」があればあるほど成功したときのドーパミンの放出量が多いといわれています

成功確率が低いものに成功したときに、脳は、最も喜びを感じる

同じ失敗を何度も繰り返してはいけない

◆アクタークリティックモデル
自分の中に行為者と批判者という、二つの役割を持って思考や行動をする

自分にダメ出しができる人こそが、結局のところ失敗を成功に導くことができる

脳の安全基地である、根拠のない自信を持とう

成功と失敗の分岐を自分でしっかり定義して、自分で自分の報酬構造を決めるというのが、ゲーミフィケーションにおける極めて重要なテクニック

脳にとっての報酬には、二種類あります。一つは、何かを達成したこと自体の報酬です。これを第一次報酬といいます。そしてもう一つが、何かを達成したことによって、さらに何かが得られるという報酬です。これを第二次報酬といいます

他人から指示命令されたことは、自分自身の目標に翻訳しよう

いろいろな物の見方ができる教養を身につけよう

自分にとって輝ける「ニッチな居場所」を見つける

◆ダニング・クルーガー効果
能力の低い人ほど自分の能力を高めに見積もる

「誰でも人間としての価値は同じ」と思える人こそ、成功脳の持ち主

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タイムプレッシャーをかける、小さな目標をいくつも作って成功体験を積み重ねる、成功確率が低いものに挑む、自分にダメ出しをする、脳の安全基地を作る…。

前向きな脳を作り、大きな目標にチャレンジする意欲が生まれれば、成功はもう目の前です。

ぜひ読んで、自分の脳をその気にさせてみてください。

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『成功脳と失敗脳』茂木健一郎・著 総合法令出版

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862804780

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◆目次◆

はじめに 成功者たちの脳に隠された、驚くべき真実!
第1章 成功か失敗かは、脳が決めている!
第2章 成功のルールと報酬は自分で設定しよう
第3章 フローは、成功脳へ導く最強の武器
第4章 すべては、自分をありのまま見ることから始まる
第5章 成功脳をつくる習慣を身につけよう
おわりに ビジネスに関係のないことにはルールを定めよう!

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