2015年4月3日

『やってはいけないマンション選び』榊淳司・著 vol.3909

【じゃあ、どこを買えばいいの?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413039505

インフレ下では、資産を現金からモノにシフトするのが定石。

これまでであれば、素直に不動産を購入すればそれで良かったのですが、いまは人口減少に伴い、不動産も選ばなければ価格下落のリスクが避けられません。

「じゃあ、どこを買えばいいの?」とお悩みで、かつマンション志向の方におすすめなのが、本日ご紹介する『やってはいけないマンション選び』です。

著者は、四半世紀以上にわたってマンション分譲を中心とした不動産業界に関わり、物件の選択、価格の妥当性、値引きの条件交渉など、さまざまな相談に乗っている方です。

東京を中心に、価格が下落しにくい土地とマンションの条件をまとめており、これから購入を考える方には、ピッタリの内容です。

著者によると、これからの時代の路線選びは、「都市間の連結性」。

「沿線に有力都市が連なっているか」が重要で、その視点で選ぶと、JR東海道線がベストなのだそうです。

また、「武蔵小杉がOKで二子玉川がNGの理由」など、所有者には気になるコメントの理由が述べられており、勉強になりました。

東京が衰退を始めた時、東急田園都市線の溝の口の先は「繁栄が危うくなる」など、関係者には気になって仕方ありません。

これからは「駅近」も「10分以内」から「5分以内」「3分以内」になるそうで、ますます立地が重要になりそうです。

「資産価値が落ちない街」のリストが紹介されているので、一部ご紹介しましょう。

———————————————–

◆山手線の外側◆
代官山、自由が丘、下北沢

◆山手線の内側◆
南青山、表参道、外苑前、神宮前

———————————————–

売買の際のポイントも丁寧に示されており、本当に買おうと思った時、かゆいところに手が届く内容です。

ぜひ読んでみてください。

————————————————

『やってはいけないマンション選び』榊淳司・著 青春出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413039505

————————————————-

◆目次◆

Part1 人口減少・住宅余り時代が到来!
    こんなに変わってきたマンション選びの考え方
Part2 「駅近・人気路線」は絶対条件
    マンションの資産価値は立地が9割
Part3 絶対に失敗したくない人の新築マンション購入テクニック
Part4 2割、3割引きも可能!?
    新築マンションの上手な値引き交渉術
Part5 落とし穴がいっぱい
    後悔しない中古マンションの選び方
Part6 20年後も資産になる
    お宝中古マンションはこう探す
Part7 買ってからの管理がマンションの資産価値を決める!

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー