2015年3月24日

『トップ0.1%の超富裕層だけが知っているお金の哲学』 掛越直樹・著 vol.3899

【大金持ちの素顔】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046006188

本日の一冊は、3000人の大金持ちと面談したという元メガバンクの行員が、お金持ちの行動パターンを分析した一冊。

ベストセラーとなった『一流役員が実践している仕事の哲学』と同じ方式で、「普通の人」「小金持ち」「大金持ち」に分けて、それぞれの行動パターンを対比しています。

※参考:『一流役員が実践している仕事の哲学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373056

それぞれの定義は、以下の通りです。

普通の人=金融資産5000万円未満
小金持ち=金融資産5000万円以上1億円未満
大金持ち=金融資産5億円以上

アマゾンのカスタマーレビューを見る限り、本書に関する賛否は両論で、なかでも「金持ちの共通点は金を持っているということだけです」と書いた「著者の言うトップ0.1%に入っていると思うけど」さんの意見は興味深く読ませていただきました。

土井も数多くのお金持ちと付き合っていますが、確かに「大金持ちは友人を異種交流会で見つける」はないなと思いました。

ただし、この異業種交流会や移動手段(著者は大金持ちはビジネスクラスと言っていますが、現実にはエコノミー派もいれば、ビジネスクラス派も、ファーストクラス派もいる)を除けば、概ね楽しく読ませていただきました。

なかでも、以下の部分は、個人的にできていたりできていなかったりなので、とても勉強になりました。

普通の人は旅行の醍醐味を味わう前に大満足
小金持ちは家族サービスで疲れてしまう
大金持ちはグリーン車でゆったりと電車の旅を楽しむ

普通の人は、飲み会を22時に終わる
小金持ちは、24時に終わる
大金持ちは、20時に終わる

自分の行動と照らし合わせながら読めば、良い戒めになると思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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大金持ちは、お札を出すときに千円札を取り出します

大金持ちは、値段を気にせず、近くのスーパーに行く

大金持ちは、誰かが後ろで待っていても、気にせず領収書をもらう

銀行のATMコーナーへ行くのは、銀行が混雑している25日や月初、または月末は避けます

大金持ちは、ムダなことで並んで順番を待つということを好まない

普通の人は、700円以下のビジネス週刊誌を買う
小金持ちは、1500円以下のビジネス書を買う
大金持ちは、2000円以上の翻訳されたビジネス書を買う

大金持ちの場合、ビジネス雑誌のコーナーにはほとんど立ち寄りません。なぜなら、雑誌は定期購読しているケースが多いからです

小金持ちは、同じ会社の中にしか人脈がない大金持ちは、お金をかけて人脈をつくる

普通の人は、ご褒美をまず自分に与えます。わかりやすいのは、仕事のあとの「一杯」です
小金持ちはお金をかけて、パートナーと自分にご褒美を与えます
大金持ちは「縁遠い人」から順番にご褒美を与える

大金持ちは、見返りを求めず、結果として見返りを得ます

普通の人は、自分より地位の高い人に嫉妬する
小金持ちは、小金持ちをライバル視する
大金持ちは、大金持ちと仲よくし、ともに成長する

普通の人は、接待にお土産を持っていくという感覚がない
小金持ちは、出張先の駅で買ったお土産を持っていく
大金持ちは、こだわりのお店で買ったお土産を持っていく

小金持ちは家族サービスで疲れてしまう
大金持ちはグリーン車でゆったりと電車の旅を楽しむ

大金持ちは、率先してみんなに取り分ける

普通の人は、飲み会を22時に終わる
小金持ちは、24時に終わる
大金持ちは、20時に終わる

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『トップ0.1%の超富裕層だけが知っているお金の哲学』掛越直樹・著 中経出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046006188

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◆目次◆

第1章 大金持ちは本当にケチなのか?──お金編
第2章 他人への気配りで自分も満足する──行動編
第3章 財をなす人のセルフコントロール──習慣編
第4章 成功の秘密はここにあった!──性格編

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