2014年8月12日

『東大教授が教える独学勉強法』柳川範之・著 vol.3675

【知的生産人への助言】
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たまたまですが、昨日に続き、今日も東大教授の本をご紹介。

本日の一冊は、高校へ行かず、通信制大学から東大教授になった著者が、その「独学」の思想を紹介した一冊です。

冒頭で、情報に振り回されない「軸」を作るために学問することや、勉強する際に自分のなかで「熟成」させるプロセスを設けること、答えの無い問いに挑むことの大切さなどを説き、独学のメリットや学びをより豊かにする考え方を説いています。

<みんなが良いと言っている本であっても、自分に合わなかったらさっさと捨てる>
<何の情報を知りたいかではなくて、それを使って何がわかるようになりたいのか、何をしたいのかという、情報の先にあるものを、できるだけ考えてみる>
<マーカーを引くより、繰り返し読んだほうが身につく>

など、受験生、学生に教えてあげたい話が満載で、学ぶ際の参考になります。

独学の方法論を期待した方には、ちょっと期待外れですが、学問をする人間の心構えとしては、じつに本質を突いたお話だと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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情報を選ぶには、そのための基準が必要です。その基準を与えてくれるのが学問です

勉強は加工業、自分の中での“熟成”が大事

「自分は頭が悪いから」とか「勉強なんて向いていない」と思っている人も、実は理解のタイプが合わなかっただけかもしれない

(独学は)すぐ人に聞けないから、自分で考えるクセがつく

現在の学生のほとんどは、絶えず正解を与えられて、採点をされて育ってきているために、自分の学力や成績を正しく評価されないと怖くて前に進めないという傾向があります。この傾向は人の評価に振り回されてしまうことにもなりかねません

情報が無いと否が応でも自分で考える力がつく

みんなが良いと言っている本であっても、自分に合わなかったらさっさと捨てることが大事(中略)本代はもったいないかもしれませんが、それを使い続けているほうが、はるかに時間も労力ももったいないのです

勉強や学びのプロセスとは、実は、いったん押し返してみること

「何がまだわかっていないか」「何が解決できていないのか」という視点でいろいろなものを見ていくと、それを解決していくにはどうしたらいいかという方向に発想が向かいます。そうすると、どんなテーマで勉強したいのかという方向性もある程度見えてくる

何の情報を知りたいかではなくて、それを使って何がわかるようになりたいのか、何をしたいのかという、情報の先にあるものを、できるだけ考えてみる

目標達成よりも重要なのは、きちんと理解度を高めていくこと

道は思いがけないところから拓けてくるものだと思います。だから、あまり先を決めつけて、自分の可能性を狭めてしまわないことが大切

マーカーを引くより、繰り返し読んだほうが身につく

専門書は、端から端まで精読する必要はまったくありません。関心が持てて食いつけるところを読めばいいのです

似たものを「関連づけて」いくことで、本質をとらえる

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『東大教授が教える独学勉強法』柳川範之・著 草思社
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◆目次◆

第1章 新しい「勉強」が必要とされる時代
第2章 なぜ独学が、一番身につく勉強法なのか
第3章 勉強をはじめる前にやっておきたいこと
第4章 新しい分野に、どう取りかかり、学びを深めていくか
第5章 学びを自分の中で熟成・加工し、成果をアウトプットする

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