2014年7月11日

『考える力をつける3つの道具』岸良裕司、きしらまゆこ・著 vol.3643

【ゴールドラット博士の右腕が教える、3つのツール】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478027730

本日の一冊は、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者であり、コンサルタントでもあった故・ゴールドラット博士の右腕、岸良裕司氏が書いた、思考ツール本。

※参考:『ザ・ゴール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478420408

「子どもからCEOまで」というコンセプトで作られているせいか、表紙がじつにやわらかいのですが、思考ツールはとんでもなく使えます。

・問題をわかりやすく整理する「ブランチ」。
・「あちらを立てればこちらが立たず」の板挟みを解消する「クラウド」。
・障害を予想して、目標を実現する「アンビシャス・ターゲットツリー」

の3つのツールが紹介されており、それぞれどう使いこなすのか、ポイントがまとめられています。

論理思考が苦手な人でも、これらのツールを使えば、簡単に因果関係をとらえ、解決策を考えることができるという点で、おすすめのメソッドだと思います。

「Aをすると、Bが起こるのはなぜですか?」

たとえば本書では、こんな簡単な質問一つで、ものごとが起きている理由を考える方法を提唱していますが、これはじつは奥が深い。

ビジネスができる人というのは、結局こうした「因果関係」を正しくとらえ、実行している人。あるいは、仮に間違っても、すぐさま修正して正しい因果関係をつかむことができる人のことを言うのだと思います。

図が主体の本で、メルマガでは表現しきれない部分があるのが残念ですが、おすすめしたい一冊です。

夏休み、子どもと一緒にぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ゴールドラット博士は生前、次のように語っていた。
「学ぶことの最大の障害は、答えを教えることではないか? それは、自分で答えを見つける機会を永久に奪ってしまうからである。自分で論理的に考えて、答えを見つけ出すのが、人が学ぶための唯一の方法だと私は信じている。人が考えるようになるためには、命令形の『!』マークよりも、疑問形の『?』マークのほうがよっぽどいい」

一見ごちゃごちゃしたものでも、つながりがわかるとものごとはわかりやすくなる。この「つながり」を大事にして考えるということが、言ってみれば論理的に考えることである。では、何を手がかりに、ものごとの「つながり」を考えたらよいのだろう。それには、因果関係という考え方が役に立つ

「Aをすると、Bが起こるのはなぜですか?」
このかんたんな質問一つで、ものごとが起きている理由を考えることができるのだ

◆ブランチを使って、失敗を学びに変える「ミステリー分析」
ステップ1 問題は何かを確認する
ステップ2 もともとの思惑を確認する
ステップ3 何をやったのかを確認する
ステップ4 実際に起きてしまったことを確認する
ステップ5 思ったようにいかなかった原因を考える
ステップ6 原因の解消策を考える
ステップ7 解消策で状況がどう変わるか考える

原因を解消すれば、望ましくない結果は起こらない。だから、結果よりも原因の解消に集中して頭をひねることが大切なのだ

もしもあなたの仕事が、他の人や組織とつながって行なわれていて、また、それぞれの人や組織の能力にバラツキがあるなら、仕事の流れの中のどこかに、バラツキのせいで相対的に弱いところ、つまりボトルネックがあることになる

Always check the assumptions!(「仮定」を常にチェックせよ!)というのがゴールドラット博士の口癖だった

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『考える力をつける3つの道具』岸良裕司、きしらまゆこ・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478027730

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◆目次◆

「ウサギとキリギリス」
まえがき カメよりウサギ、アリよりキリギリス
Part1 考える力をつける3つの道具
Part2 ごちゃごちゃスッキリ! ──ブランチ
Part3 もやもや解消! ──クラウド
Part4 どんよりバイバイ! ──アンビシャス・ターゲットツリー
「その後のウサギとキリギリス」
補講コラム
あとがき

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