2014年5月29日

『脳の強化書』 加藤俊徳・著 vol.3600

【祝・3600号!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860633520

本日の一冊は、4年前に発売された本にもかかわらず、今年のベストセラーに名を連ねる、注目の一冊。

「脳番地」の概念を提唱した医師・医学博士の著者が、どうすれば脳を鍛えられるか、その方法論を説いた実用書です。

年を取ると、だんだん記憶力が低下し、自らの脳に疑問を抱き始めるものですが、本書は、推薦者の劇団ひとりさんいわく、「まだまだ自分に期待できる。そんな本です」。

本書によると、われわれが何かを「できない」と思ったり、「苦手だ」と思ってしまうのは、じつは、普段使わない脳番地が「休眠中」だから。

そこで本書では、そんな脳にどうやって刺激を加えれば良いか、さまざまなヒントを提示しています。

・寝る前に必ず3つのことを記録する
・必ず10分間の昼寝をする
・「楽しかったことベスト10」を決める
・オセロの対戦中に白と黒を交代する
・ガイドブックを持たずに旅行に行く

本当にこんなことが効くの? と思わず疑ってしまいますが、ロジック的にはこれで正しいようです。

今日、スタッフのS君に、『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』を一冊あげたら、「あ、英語はいいです」と断られましたが、これが脳に悪い典型的な行動ですね(笑)。

※参考:『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046002654/businessbookm-22/ref=nosim

苦手をつくらず、新たな体験にチャレンジする。そんな前向きな姿勢を与えてくれる一冊です。

ぜひ読んでみてください!

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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学校の成績が良かった人ほど要注意です。学校の成績が良かった人は、その成績に見合った行動を取ろうとします。つまり、自分にふさわしくないと思う作業はやらずに済ませるか、他人に任せようとするのです

記憶力の低下を感じた場合、どんな対処法があるでしょうか。有効なのは、記憶力ではなく、「思考力」を高めることです

よく使っている脳番地には、それまでに直面したことのない「新たな経験」が必要

脳には「伸びたくない」と思っている場所などひとつとして存在しません

「脳の癖」とは、あなたの脳にすでにできあがっている「高速道路」のようなもの。いつも「通行」している思考の「高速道路」に乗れば、たやすく物事をこなせます。しかし、道がない(癖ができていない)ことをするには、道路工事から始めなければならないため、時間がかかってしまう。だから、その手間に嫌気がさして、癖づけできていないことは途中でやめてしまうのです

身近な人の長所を3つ挙げる

寝る前に必ず3つのことを記録する

必ず10分間の昼寝をする

「楽しかったことベスト10」を決める

「10日間だけ」と我慢して続けるうちに、やがて酒やタバコに頼らなくても、過ごせることに気づくはず

「会議が始まる前の10分間で机の引き出しを整理する」「15分後に人が訪ねてくるから、それまでに本棚を整理する」このように、後ろにずらせない予定を「デッドライン」に設定するのがポイント

テレビのニュースを見ながら、アナウンサーの発言を正確にリピート

オセロの対戦中に白と黒を交代する(中略)「攻め」と「守り」を変えるだけで、目で見た状況を分析し、適切な判断を下す能力を養うことができる

ガイドブックを持たずに旅行に行く

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『脳の強化書』加藤俊徳・著 あさ出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860633520

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◆目次◆

はじめに
Chapter1 脳を“理想の形”につくり変えよう!
Chapter2 思考系脳番地トレーニング
Chapter3 感情系脳番地トレーニング
Chapter4 伝達系脳番地トレーニング
Chapter5 理解系脳番地トレーニング
Chapter6 運動系脳番地トレーニング
Chapter7 聴覚系脳番地トレーニング
Chapter8 視覚系脳番地トレーニング
Chapter9 記憶系脳番地トレーニング
おわりに

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