2014年5月19日

『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』 鈴木真理子・著 vol.3590

【絶対にミスをしない仕事術?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756916899

本日の一冊は、企業研修や公開セミナー等で、3万人以上のビジネスパーソンに指導してきたという著者が、絶対にミスをしないための仕事ノウハウをまとめた一冊。

「ミスをしない」と言うと、何だか消極的な感じがしますが、著者に言わせると、「ミスをなくせば、幸運のサイクルが回りはじめ」る。

・「◯◯さんはミスがない」
・「◯◯さんなら任せて安心」
・「◯◯さんに担当してもらいたい」

というように、ミスがないだけで、「活躍するステージがどんどん広がっていく」というのが理由のようです。

では、具体的にどうやればミスがなくなるのか。本書には、そのためのTipsがまとめられています。

たとえば、メールひとつ書くのでも、用件が抜けていて書き直す人がいます。これを防ぐために有効なのは、<キーワードメモ>を作るという作業。これによって、抜け漏れが防げるようです。

また、大事なメールを見落とさないためにも、<受信トレイのメールは5通まで>とルールを決める。うっかり大事な書類を捨てないために、<「いらない」と思った書類やメモはいったんマイごみ箱に入れ、1日~数日間保管>するなど、役立つ方法が満載です。

また、出張や打ち合わせが多い方は、大事なものを持って行き忘れないように、以下のノウハウを参考にすると良いでしょう。

<忘れ物を防ぐには、目的別のポーチを作って管理する>
<病院では患者一人ひとりのカルテがありますね(中略)同じように、私たちも企業別にファイルを作って保管し、訪問するときはそのファイルごと持っていくようにします>

基本的な内容が8割ですが、時々、キラリと光る応用技も入っています。

丁寧な仕事をするためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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メール1通であっても準備が必要です。まずは、キーワードメモを作りましょう

受信トレイのメールは5通まで

メールやFAX送り状に「まずは受領の返事だけでもくだされば幸いです」と書き添えればいい

書類は寝かせない、重ねない

書類やモノの住所を決めておき、「取り出す」「戻す」作業が考えずともできる環境にしておきましょう

忘れ物を防ぐには、目的別のポーチを作って管理する

「いらない」と思った書類やメモはいったんマイごみ箱に入れ、1日~数日間保管

病院では患者一人ひとりのカルテがありますね(中略)同じように、私たちも企業別にファイルを作って保管し、訪問するときはそのファイルごと持っていくようにします

指示するなら責任を持ちましょう。指示した内容や納期を自分の手帳やノートに書いたり、送信メールを保管しておくだけで十分です

日時の誤解をなくすには、月日と曜日、時間は午前午後法と24時間法の両方で伝えます

あなたが「どこで」「どんな仕事をしているのか」職場の人たちへ知らせるしくみを作りましょう

手帳は消せるペンで書く

私はフリクションの3色ボールペンを手帳用にしています。「黒=相手のある仕事」「青=自分のタスク」「赤=締切日」で書き込んでいます。色別にすると、手帳を開いたとき「今日は◯◯の締切日」と視覚に訴える効果があります

駅で待ち合わせしない

名刺の在庫切れをなくす方法です。名刺が箱で届いたとき、下から20枚目前後に付せんを貼ってください。名刺を使っていくうちに、この付せんが出てきたら「追加で発注しよう」のサインになる

デスクで飲食しない

他人のチェック任せでは限界があり、厳しいビジネス社会を生き抜くことはできない

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『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』鈴木真理子・著 明日香出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756916899

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◆目次◆
第1章 メール・ビジネス文書 編
第2章 整理・整頓 編
第3章 メモ・ノート 編
第4章 コミュニケーション・報連相 編
第5章 スケジュール・時間管理 編
第6章 仕事の習慣 編
第7章 日々の心構え 編

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