2014年5月30日

『東京大改造マップ2020』 日経アーキテクチュア、日経コンストラクション、日経不動産マーケット情報、日経ビジネス・編 vol.3601

【6年後の東京を先取りするデータ集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822274810

「6年後の東京をひと足先に歩く」

本日の一冊は、日経の専門4誌が東京の未来を予測した、話題のムック『東京大改造マップ2020』。

東京五輪開催で大きく変わる湾岸部、神宮外苑、虎ノ門・六本木、そしてリニア新幹線で再開発が進む品川を中心に、従来の中心街である新宿や渋谷、大丸有・日本橋・銀座エリアなど、さまざまな拠点の「これから」を、豊富なビジュアル、専門家のコメントとともに紹介しています。

これからマンション購入を考える方や、既に不動産を買っていつ売却するか、タイミングを見ている方、出店計画の参考にしたい方などに、大きなヒントとなる一冊です。

湾岸部の異常なまでのマンション開発や、東京駅から品川駅へのパワーシフト、高まる交通の利便性など、今後のビジネスを考える上で、欠かせない情報が詰まっており、これは見逃せません。

今年オープン予定の虎ノ門ヒルズや、16年春に完成予定の新宿駅南口の33階建ての超高層ビルなど、生活の面から注目のスポットも紹介されており、とりあえず「買い」の一冊だと思います。

不動産投資やビジネスの参考に、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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五輪開催で新たな交通インフラ整備の機運が高まっているのは確かだ。江東区は、東京メトロ有楽町線を延伸し豊洲駅と半蔵門線の住吉駅とを結ぶ計画を検討。中央区は、環状2号線を利用して晴海と銀座とを専用レーンで結ぶバス高速輸送システム(BRT)の構想を持つ。将来的には次世代路面電車(LRT)も視野に入れている。ゆりかもめにも豊洲から勝どきまでの延伸構想がある

虎ノ門ヒルズは、国際競争力の強化に取り組む地域として11年に指定された「アジアヘッドクォーター特区」の中核施設として期待されている。環状2号線の沿線は、街並み再生地区にも指定されており、今後、再開発が一気に進みそうだ

大手町1丁目第3地区は東日本大震災後に計画が固まった初めての連鎖型再開発プロジェクトでもある。当初、1棟だった計画を2棟に変更。オフィス棟に加え、天然温泉付きの宿泊施設を設けることにした。星野リゾートが運営する旅館「星のや 東京」が入る

羽田空港の国際線発着枠数は2014年3月末に現状の1.5倍に当たる9万回に増える。品川駅から羽田空港までは、京浜急行電鉄の快速特急で約13分と近い。成田空港までも1本の路線でつながっており、構想されている高速鉄道の都心直結線が実現すれば品川から50分弱で結ばれる

新宿駅新南口の国道20号に面して、大規模な工事が進行中だ。東日本旅客鉄道(JR東日本)が新宿タカシマヤの隣接地に33階建ての超高層ビル、新宿駅新南口ビルを、国土交通省がその隣でバス乗り場などを集約した新宿交通結節点をそれぞれ建設中。両施設は一体的に整備され、完成は16年春の予定だ

中央環状線が全線開通すると、都心部を通過する車両に迂回路ができて、より内側の都心環状線の慢性的な渋滞が緩和される。首都高速道路会社の試算では、新宿から羽田空港まで移動する場合、現在は都心環状線経由で40分かかるが、中央環状線経由だと20分に短縮される

一般道では、五輪開催時に五輪スタジアムと選手村とを結ぶ大動脈となる環状2号線が、15年度に虎ノ門地区から豊洲地区までの区間で開通する予定。いわゆる「マッカーサー道路」と呼ばれる路線だ

2020年までに最も市場拡大が期待できる不動産投資分野はどれか。最も回答が多かったのは、訪日外国人の増加による需要が見込めるホテルだ。次いで多かったのは、彼らが時間と金を消費するだろう商業施設

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『東京大改造マップ2020』日経アーキテクチュア、日経コンストラクション、日経不動産マーケット情報、日経ビジネス・編 日経BP社
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◆目次◆

Part1 街が変わる
Part2 インフラが変わる
Part3 住まいが変わる
Part4 ビジネスが変わる
Part5 変革への視点
Part6 東京五輪を楽しむ

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