2013年4月6日

『世界で最も読まれている株の名著10選』西野武彦・著 Vol.3182

【読んで欲しい、株の名著】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532196809

日銀会合の結果を受けて、またまた株価が上昇していますが、そんな時に読みたいのが本日ご紹介する一冊。

経済ジャーナリストの西野武彦さんがまとめた、『世界で最も読まれている株の名著10選』です。

最近株をやり始めた方は、ご存じないかもしれませんが、株式の世界にも、やはり「名著」と呼ばれる本が存在します。

その多くは、相場で成功した人物の自著あるいは評伝で、何年経っても色褪せない「投資の哲学」がまとめられたもの。

なかでも、ウォーレン・バフェットの師ベンジャミン・グレアムが書いた『賢明なる投資家』や、マゼラン・ファンドで13年間に運用資産を700倍にしたという伝説のファンドマネジャー、ピーター・リンチが書いた『株で勝つ』は、有名です。

本書ではこの2冊のほかにも、『フィッシャーの「超」成長株投資』、『株で富を築くバフェットの法則』、『テンプルトン卿の流儀』、『オニールの成長株発掘法』など、株の名著を計10冊紹介しています。

その著書が生まれた背景や、それぞれの投資家の生い立ち、投資手法、投資ルール、エピソードなどがまとめられており、実用としてはもちろん、読み物としても楽しめる一冊です。

いずれも20代の頃にむさぼり読んだ本ですが、ひさびさに紐解いてみたくなりました。

これはおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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上昇相場が長期間続くようになると、短期投資で売ったり買ったりを頻繁に繰り返すより、1度買った株を長期保有する方が投資効率は高まる。また、割安株を選んで投資するよりも、利益成長性の高い銘柄(成長株)に集中投資した方がはるかに投資効率が良くなる。このタイミングを見計らったかのように1958年に発売されたのがフィリップ・フィッシャー著の『普通の株で普通でない利益を』(邦題『フィッシャーの「超」成長株投資』)だ

◆ギャンのテクニカルに関する28カ条のルール ※一部紹介
(4)利益を損失に変えるな。3セントかそれ以上の利益が出たら、ストップ・ロス・オーダーを引き上げるべきだ
(12)配当目当てで株を買ってはならない
(14)ナンピン買いは決してしてはならない。ナンピン買いはトレーダーが行う最悪の誤りである
(21)買い増しする場合には、発行株式数の少ない銘柄を選び、売り増しする場合には、発行株式数の多い銘柄を選べ

「1株当たり純資産に裏付けされた株式ポートフォリオを有する投資家は、収益と有形資産双方に対して何倍もの金額を支払った人よりも、株式市場の変動を気にせず超然としていられる」(グレアムの「プライシング手法」のメリット)

◆フィッシャーの「最高の株を選ぶための15のチェックポイント」※一部紹介
(1)その企業は、少なくともあと5~6年の間、企業全体の売り上げを大きく伸ばすのに十分な市場が見込める製品またはサービスを持っているか
(2)その企業の経営者は、現在の新規商品が市場を開拓し尽くそうとする時点で、その後も全体の企業売り上げを伸ばしていけるように、新製品や新製法を開発していこうという決意を持っているだろうか

◆ピーター・リンチの名言 ※一部紹介
「偉大な投資家のほとんどは、私が知る限り(ウォーレン・バフェットをはじめ)科学技術恐怖症である。彼らは自分が理解できないものは保有しない。それは私も同様である」
「利益見通し、財務状況、競争上の位置、成長計画などなどについての宿題を済ます前には決して投資をしてはならない」
「人生において株式投資で成功するために必要なのは大幅に値上がりする幾つかの銘柄であり、それらによるプラスは期待外れの株の損失を埋めてあまりある」
「『どんなバカでも経営できる』というのは、私が夢見る完璧な会社の示す特徴の1つである」

◆『テンプルトン卿の流儀』のまえがきの有名な言葉
他人が絶望しているときに買い、他人が貪欲に買っているときに売るには、最高の精神的強靭性が必要となるが、最終的には最高の報いが得られる(中略)強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えてゆく。悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である

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『世界で最も読まれている株の名著10選』西野武彦・著 日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532196809

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◆目次◆

序章 名著を読む前に知っておきたいこと
第1章 予言の的中率ナンバーワン!
    ウィリアム・ギャンの『株価の真実』
第2章 空売りで巨万の富を築いた
    『世紀の相場師ジェシー・リバモア』
第3章 バフェットが師と仰ぐ
    ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』
第4章 成長株投資の先駆者
    『フィッシャーの「超」成長株投資』
第5章 激論を巻き起こしたバートン・マルキールの
    『ウォール街のランダム・ウォーカー』
第6章 著名投資家が数多く登場する
    ジョン・トレインの『マネーマスターズ列伝』
第7章 独特の銘柄選びを提案する『オニールの成長株発掘法』
第8章 伝説のファンドマネジャー『ピーター・リンチの株で勝つ』
第9章 ウォーレン・バフェットに学ぶ
    ロバート・ハグストロームの『株で富を築くバフェットの法則』
第10章 異色のバーゲンハンター『テンプルトン卿の流儀』

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