2013年3月8日

『一流役員が実践している仕事の哲学』安田正・著 Vol.3153

【一生平社員の行動習慣、役員クラスの行動習慣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373056

出版業界の仕事に携わって約15年。経営者を始めてから約9年。

これまでにさまざまな著名人、経営者とお会いして、土井にも一流の人間とそれ以外の違いがわかるようになってきました。

朝の時間の使い方、贈り物の作法、さり気ない気遣い、持ち物や所作、言葉遣い…。

やはり一流の方は、すべてが違うのです。

本日ご紹介する一冊は、そんな一流のビジネスマンが実践している行動習慣を、わかりやすい対比で説明した本。

具体的には、「平社員は~」「部長は~」「役員は~」という3つの対比で、彼らの行動習慣の違いを説明しています。

たとえば、メールが来た時の対応。

本書によると、平社員は、

5分考えた挙句、あと回しにする
部長は、空いた時間にまとめて返す
役員は、3分以内に返信する

やはり、デキる人は即断即決即行動なのです。

それと、これはデキる経営者とお付き合いのある人には常識ですが、彼らは朝が早い。だから、会食に関しては、

平社員は、20時スタートが標準
部長は、早めに切り上げて19時から
役員は、きっかり18時から

ということになるのです。

このように本書では、一流役員の行動習慣を、一般の方にもわかりやすく説明しています。

軽い読み物であり、またあくまでも著者の経験談ではありますが、概ね、当てはまるのではないでしょうか。

一流役員を接待する方、彼らを説得する必要のある営業マン、そしていつか役員になろうとする方は、読んでおくと面白いと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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メールが来た時 平社員は、5分考えた挙句、あと回しにする
部長は、空いた時間にまとめて返す
役員は、3分以内に返信する

メールの返信も、たとえば「YESかNOか決める」。そして、「その理由を説明する」。YESかNOで答えられるものでなければ、「どうするのか?」という解決方法を提示するといった処理をしています

出社時間が 平社員は、始業5分前
部長は、15分前
役員は、遅くとも1時間前には来ている

接待はたいてい18時。遅くても18時半から始まります。19時からのスタートは遅すぎます

ごちそうしてもらった次の日、
平社員では、90%がメールすらしない
部長でも、80%の人がお礼を言わない
役員は、100%朝7時にお礼メールが来る

接待をする時 平社員は、食べログで話題のお店
部長は、ミシュラン掲載のお店
役員は、「行きつけ」の5軒から選ぶ

カラオケに行った時 平社員は、自分の好きな歌を歌う
部長は、自分の得意な歌を歌う
役員は、皆が歌える歌を歌う

革靴を履く時 平社員は、カカトを潰しても気にしない
部長は、靴ベラを使ってサッと履く
役員は、必ずひもを結び直して履く

1日の疲れを取るための夜の風呂ではなく、自分が目指すべきゴールにもっていくための朝風呂

学生時代の話をすると 三流は、「体育が得意でした」と言う
二流は、「数学が得意でした」と言う
一流は、「国語が得意でした」と言う

三流は、誰の教えも請わない
二流は、優秀な人に憧れる
一流は、師を仰ぎ、師を越えようとする

最先端の情報を持っている人は行動や価値観が変わる
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『一流役員が実践している仕事の哲学』安田正・著 クロスメディア・パブリッシング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373056

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◆目次◆

第1章 平社員と部長と役員の違い
第2章 三流の仕事 二流の仕事 一流の仕事
第3章 平社員で終わる人 部長止まりの人 役員まで行く人

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