2012年5月21日

『自己革新 [新訳]』ジョン・W・ガードナー・著 Vol.2861

【ガードナー不朽の名著】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761321

土井は毎年、ベストセラークラブの「マーケットレポート」で、翌年のベストセラーキーワードを発表していますが、おかげさまで、毎年予測が当たっています。

今年、2012年のベストセラーキーワードとして挙げていた4つのうち、1つだけご紹介すると、それは<自由・革命(独立起業含む)>でした。

昨年から引き続き、政治家の本が売れていたり、『「超」入門失敗の本質』が売れていたり、『リーンスタートアップ』が売れていたり…。

※参考:『「超」入門 失敗の本質』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016879

※参考:『リーンスタートアップ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822248976

売れ行きを見れば、明らかに、古い体制に嫌気がさし、「自由・革命」を求める機運が高まっていると思えるのです。

そんななか、本日はこの「自由・革命」の起爆剤となる一冊をご紹介。

あのケネディ大統領のスピーチライターを務め、リンドン・ジョンソン政権下でアメリカの公民権、学校教育、医療制度の向上に貢献。「20世紀アメリカ最高の知性と良心」と称される、故ジョン・W・ガードナーによる『SELF-RENEWAL』の邦訳です。

『自己革新』と訳された本書は、個人や社会がいかにして成長し続けられるかを述べた、慧眼の書。

偉大なる書籍は、往々にして偉大なる問いが出発点になっているものですが、本書の場合、こんな問いが出発点にありました。

「個人、組織、社会のなかには、成長をつづけ、成熟するとともに繁栄するものもあれば、衰退し、活力を失ってしまうものもある。これはいったいなぜだろう?」

それがリーダー自身であれ、組織であれ、社会であれ、およそ「自己革新」を欲しているものすべてに当てはまる、啓発の書。

これはぜひ買って読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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実際、堕落というものは、世間的な保証が最も保たれているように思えるところにこそ、最も早く広がる、と言いたくもなる

現実的であることと楽観的であることは、ともに非常に重要である。初めての失敗によってくじかれてしまうような過大な希望は必要ない

自由には権力の抑制や統制が必要だ。それを実現するために、人類は何世紀にもわたってさまざまな手段を試してきた。その結果、二つの戦略が他よりも優れていることが明らかになった。一つは国家体制を整え、憲法などの法によって権力を制限することである。もう一つの戦略は、権力を分散することである

活発に批判する習慣は、社会の革新に欠かすことができない。国を愛するあまり、活力に満ちた批判を遮ってしまうような国民は、自国を救うことができない。しかし、愛のない批判、破壊力はあるが制度を育て、強化し、繁栄させることのできない批判もまた、国を救うことができない

もし、社会が革新を実現したいと望むなら、創造的な人々にとって居心地のよい環境でなければならない

革新は単なるイノベーションと変化ではない。それは、変化から生まれたものを私たちの目的に合わせていくプロセスである。私たちの先祖が自動車を発明したとき、彼らは交通規則を発明しなければならなかった

才能の流動性ほど、社会の革新にとって決定的なものはない

自分の殻を破りたいと思うなら、それは本質的に自己中心的なものであってはいけない。収入が上がるから、地位が上がるから、権力が得られるからという理由で、深く関心を持って取り組んでいた仕事を辞め、面白くもない仕事に移る人を、どれほど多く見てきたことだろうか

極端に専門化された人は、変わりゆく世界において非常に重要となる適応力を失う可能性がある

創造的な人は、内面の矛盾に耐え、判断を留保する能力をもっている

私たちは自らの欲求を満たすことで頭がいっぱいになっているが、そうした欲求よりも高次の何かに自分を関連づけないと、人生に意義を見出すことができないのだ

革新を成し遂げることができるのは、その可能性を信じている者だけである

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『自己革新 [新訳]』ジョン・W・ガードナー・著 英治出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761321
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◆目次◆

第1章 成熟、衰退、革新
第2章 自己革新
第3章 多面的能力
第4章 イノベーション
第5章 革新を阻むもの
第6章 圧制者なき圧制
第7章 革新の条件
第8章 革新のための組織づくり
第9章 個人主義とその限界
第10章 献身と意義
第11章 未来に対する心構え
第12章 道徳の衰退と革新

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