2012年5月1日

『「有名人になる」ということ』勝間和代・著 Vol.2841

【ムムム。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799311611

本日の一冊は、かつて一世を風靡したビジネス著者、勝間和代さんが、「有名人ビジネス」のノウハウと実態を説いた、注目の一冊。

著者がバブルだった時代のコンテンツを読んで、「もううんざり」と思っていた人も、これは一読の価値があります。

本書のなかで著者は、自分がいかにしてメディアの寵児となり、「有名人ビジネス」を進めて行ったか、そのプロセスの詳細を明かしています。

「情熱大陸」や「金スマ」、「紅白歌合戦」に出演した背景や、それまでに試したブランディング戦略が、断片とはいえ語られているのは、注目に値すると思います。

自分自身を「ありそうで、なかったもの」として商品化することや、時代背景と合わせること、明確なセグメントやロールモデルの設定、チャネル拡大まで、個人ブランディングに必要な基本をすべて網羅しています。

また、有名人になって感じた不自由さや、『結局、女はキレイが勝ち』に代表されるマーケティングの失敗例まで、包み隠さず語っており、じつに参考になります。

著者が以前に語っていたように、この手のビジネス書はあくまで「与太話」であり、実践するには読者の側に想像力が必要ですが、ここまで赤裸々に書かれると、想像力が強く刺激されます。

好き嫌いは抜きにして、一度読んでおくことをおすすめします。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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わたしのように、「芸能人」ではなく「文化人」というカテゴリーに属する場合、メディアに出ても、テレビで一番組五万~二〇万円というところが相場

講演料の相場がテレビに出る出ないでかなり変わってきます。テレビに頻繁に出ている人でしたら、文化人は一時間で、五〇万~一〇〇万円くらいが相場

「有名人になる」というベンチャー業は、比較的神経をすり減らしながら、収入としては数十万円、一〇〇万円単位を細かく集めて、なんとか年商一億円(収入でも利益でもなく、売上です)を目指す、というのが、わたしのイメージです。もしこれを一〇億円とか一〇〇億円にしようと思ったら、コンサートのタオル販売のような物販をからめないと、とてもではありませんが不可能です

私たちの人生の九八%は運で決まり、その運とは人づきあいで決まると、わたしは考えていますが、その部分が開けてくることが、「有名人になること」の最大のごほうびであり、メリットだと思います

有名人になるプロセスとして大事なことは、自分に「ありそうで、なかったものに対応する商品性がある」ということです

重要になってくるのが、「時代背景」です。すなわち、有名になるためには、その人の特性と、顧客と、そして、時代背景がピタッと合うことが必要なのです

出版→雑誌取材→テレビ取材→その他のメディア取材 という形で、チャネルがチャネルを呼ぶ

得られた売上や利益や人脈は、自分の手許だけではなくチャネルに気前よく配ることも必要

結局、「有名人になる」というのは、自分のリミッターを外す作業に近い

独立した際、先輩から言われたのが、「まだ仕事が立ち上がっていないころ、どんなに小さな仕事でもいいから、リスクをとってお金を払ってくれる仕事をつくってくれた人を一生大事にしなさい」ということでした

加齢効果を避けるには、自ら積極的に時間に投資をして、新しい、できればより若い層の開拓に力を注ぐことしかないと思います

ある時期に「有名人だった」という過去は二度と消せない

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『「有名人になる」ということ』勝間和代・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799311611
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◆目次◆

第1章 有名人になるということ そのメリットとデメリット
第2章 有名人になる方法
第3章 有名人をつくる人たち
第4章 「終わコン」 有名人としてのブームが終わるとき

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