2012年4月12日

『恐れない技術』桜井章一・著 Vol.2822

【伝説の雀鬼、恐怖を克服する技術を語る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797368179

本日の一冊は、20年無敗の伝説の雀鬼、桜井章一さんによる、恐怖心克服のマニュアル書。

起業、転職、規模拡大…。何か新しいことをしようと思ったら、決まって問題になるのがこの「恐怖心」ですが、恐怖心に負けていては、人生は切り拓けません。

では、この恐怖心の正体とは何なのか。どうすれば恐怖を克服できるのか。

それに明確な答えを示したのが、この『恐れない技術』です。

著者によると、現代人が過度に「恐れる」ようになったのは、<あまりにも「安全な社会」に住み続けてしまったこと>が理由。

でも現実には、人が「動く」限り、恐怖はなくならないわけで、生きていることイコール不安だったり、恐怖だったりするわけです。

では、どうすれば恐怖心を抑えることができるのか。

「明日」を気にし過ぎない、上を見ない、物ごとを損得で考えない…。

一見、恐怖と関係なさそうなこれらのアクションが、じつは恐怖と深くかかわっている。

逆に言えば、これらのアクションができるようになることで、恐怖心は自然に消える、というわけです。

個人的に気に入ったのは、<「得る」ために躍起になるより「失う」ことを恐れないための「練習」をしてみるといいだろう>というくだり。

人は、持てば持つほど臆病になる生き物ですから、こうしたアクションは、きっと効果があると思います。

さらりとした読み物ですが、恐怖心の本質に切り込んでおり、参考になる一冊。

マインドを鍛えたい人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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あまりにも「安全な社会」に住み続けてしまったことが、私たち人間が鈍くなった理由の一つ

「危険」なものにフタをし、ひたすら遠去ってしまうのならば、わずかでも不安なこと、危ういことにもオロオロし、簡単にパニックに陥る人間が増えるのは当然のことだろう

結局、人が「不安」や「恐怖」を感じるのは、人間がもともと「動く」からであり、それはすなわち我々が「動物である」ということの証しなのだ

何かに「恐れ」を感じる場合には、逃げるよりむしろ向かっていく方がいい

いざという時、慌てふためきパニック状態に陥る前に、「自分の身は自分で守る」という動物としての当たり前の「ルール」をまず確立しておくべき

ほとんどの人間が「明日」のことを気にし過ぎている

私は子どもの頃、母親から、「上を見るな」と言われてきた。それは、どんな苦しいことがあっても、そのこと自体を恨むのではなく、もっと苦しい立場の人が世の中にはたくさんいるのだ、ということを考えてみろという意味だった

多くの人が、「固定給」とは、仕事の業績に限らず、会社からもらえる一定の金額だと思っている(中略)「固定給」とは、先の「法人」が「社員」を「固定」するための金のことなのだ

君が物ごとを損得で考えるのではなく、一銭の得にならなくとも、自然に身体が動くようになるのであれば、君という器は大きくなり、君の心は必ず強くなるだろう

裏切りですら、自然の流れと考えろ

実際に、約束を破られたり、信頼を裏切られたりした時に、動揺しないために一番いい方法は、どうすることなのだろうか。話は簡単である。それは最初から他人に過度の期待をしないこと、もしくは願望を持たないことである

「得る」ために躍起になるより「失う」ことを恐れないための「練習」をしてみるといいだろう

金は人の一生を良くすることもあれば、悪くすることもある。それだけに、金に惑わされない生き方が必要なのだ

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『恐れない技術』桜井章一・著 ソフトバンククリエイティブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797368179
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◆目次◆

第1章 なぜ、君は「恐れてしまう」のか?
第2章 何があっても「恐れない」ために
第3章 ダメでも別にいいじゃないか
第4章 「乱」の時代を生き抜け
第5章 負けなければ、何も恐くない

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