2012年1月28日

『LinkedInスタートブック』松村太郎・著 Vol.2747

【Facebookの次はこれ?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822248844

本日の一冊は、Facebookの次にブレイクすると目されるビジネス専門SNS、LinkedInに関する入門書。

「スタートブック」というコンセプトなので、内容はLinkedInの基本機能と、初歩的な使い方にとどまっていますが、冒頭25ページで基本機能をすべて押さえられるコンパクトさがうれしい。

実際の画面写真を見ながら、あるいは個人の使用例を見ながら、どうやって使えばいいのか、イメージが湧く構成になっています。

LinkedInのエヴァンジェリスト役を買って出ている伊藤穣一氏や、LinkedInを使ってLinkedInに就職したというキャサリン・ポーター氏などのインタビューも載っており、これからLinkedInがどこに向かっていくのか、イメージをつかむこともできます。

後半、内容が重複するのが玉にきずですが、この一冊があれば、LinkedInの基本機能はひと通り理解することができると思います。

土井の知人の研修講師は、このLinkedIn経由で自身の年収の大半を稼いだこともあるそうですが(氏の年収は4000万円です)、英語ができる方なら、このツールを使って大きなチャンスをつかむことができるはずです。

英語ができなくても、今後LinkedInが名刺管理ツールとして、あるいは就活の手段として活用され始めれば、先行者利得を得られること間違いなしです。

興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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TwitterとLinkedInを連携させている場合はTwitterの最新の書き込みが読み込まれます。Twitterでフォローしている人のタイムラインとは違い、LinkedInでつながっている人だけのタイムラインが表示されるため、ビジネスでつながっている人だけのTwitterの書き込みを見ることができます

「推薦」とは、自分のネットワークでつながっている人からの紹介文のことで、あなたと一緒に働いたことがある同僚や上司、部下があなたのことを客観的に表現するための場です。他のユーザーが追加してくれるほか、推薦を自分から依頼することも可能です。枠の下には、キャリアサマリとして自己紹介と専門分野を載せられるほか、職歴とは別の大学や会社内外でのプロジェクト、資格や特許、出版物や受賞歴など、比較的自由にプロフィールを構成できます。また、作成したプロフィールは、PDF形式で出力できるため、プリントアウトすれば、すぐに自分のプロフィール資料として利用できます

LinkedInでつながっている人は、「コンタクト」画面で連絡先を一覧表示できます(中略)言わば、コンタクトは「デジタル名刺帳」ですが、紙の名刺と違うのは、企業や役職、連絡先が変わっても、相手が更新してくれれば自動的に自分の手元のコンタクトにも反映されることです

「求人ホーム」を開くと、「注目の求人」が表示されますが、それ以外に、自分が興味のある役職やキーワード、会社名などからも求人を探せます

LinkedInのメール機能が他の連絡手段と違う点は、「InMail」の存在です。InMailは自分とつながっていない人に対して返信保証でLinkedIn上のメールを送信できる機能です。有料サービスではありますが、どうしてもコンタクトを取りたいがLinkedInでつながっておらず直接の連絡先も知らない場合でも、連絡をすることができます

LinkedInで他の人のプロフィールを見ると、『1st』『2nd』といったアイコンがついていることに気づくでしょう。つまりその人と直接つながっているか、誰か1人を介してつながっているかということがわかる仕組みになっています

LinkedInには「シグナル」(Signal)と呼ばれる検索機能があります。シグナルは、LinkedInの中の情報を検索によってフィルタリングし、自分専用のニュースアラートや情報検索環境を作り上げることができる機能です

LinkedIn Todayはプロフェッショナル責任編集のソーシャル新聞

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『LinkedInスタートブック』松村太郎・著 日経BP社
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◆目次◆

LinkedInがすぐわかる10のポイント
第1章 LinkedInとはなにか?
第2章 プロフェッショナルの情報ネットワークツール
第3章 ソーシャライズをビジネスや人生に生かす
第4章 キャリアアップのナビゲーター
第5章 時代を読み、人生を読むきっかけとしてのLinkedIn

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