2011年6月3日

『感動の条件』永松茂久・著 vol.2508

【何のために生きるのか】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845422190

本日の一冊は、たった3坪で日商平均25万円を売り上げ、一躍有名となったたこ焼き屋「天までとどけ。」の仕掛け人であり、かつて納税額日本一で話題となった斎藤一人氏の弟子、永松茂久さんによる自己啓発書。

「誰かのために生きる」をテーマに、どうすれば人は成功できるのか、どうすれば人が集まってくる魅力的な人になれるのか、その要諦をまとめています。

家庭環境に恵まれず、若い頃あまり勉強できなかったお母さんに勉強を教えるため、一生懸命に学ぶ少女の話、居酒屋甲子園で日本一になったどらえもんグループのスタッフたちの話、広島を代表する有名企業、オタフクソースの話など、具体的な事例をもとに、シンプルなメッセージを、繰り返し繰り返し訴え続ける内容。

なかでも「大切だな」と思ったのは、「非効率」を重視する考え方でした。

著者いわく、「非効率なことは馬鹿にされやすいから、競争相手が少ない。つまりやった者勝ち」。

そしてもっと重要なことは、「感動は、必ず非効率の中にある」ということなのです。

とかく賢く生きる、効率的に生きることが叫ばれる世の中ではありますが、あえて「非効率」を追求することで人が成し遂げていない何かを成し遂げることだって、あるはず。

こんな非効率なメルマガを2500日以上も配信し続けている土井には、妙に納得できる内容でした。

さらりと読める内容ですので、自己啓発書が好きな方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人は大切な人のためならがんばれる

「あのな、成功するって簡単なんだよ。相手の気持ちになって動けばいいんだよ。人って理屈じゃないの。感動で動くんだよ。お前が上手くいかないのは自分のことしか考えてないからだよ。人は誰でも幸せになりたいんだよ。お前が本当に成功したいんならまず人を喜ばせてみな。人に幸せを与えてみな。自分軸から他人軸に変えれば、お前の悩みは一気になくなるよ」(斎藤一人の言葉)

「お好みソースを売る前にお好み焼き文化を広げよ」(オタフクソース初代の教え)

与えるものは魅力が増し、求めるものは魅力が減る

人は自分が欲しいものを与えてくれる人の元に集まり、自分から何かを奪う人からは離れて行くのです

「フォーユー」で生きると得をする

「この人が何をしてくれるか」ではなく、「自分がこの人に何ができるか」を考えれば、相手にとってあなたは必然的に魅力的な人になるのです

人生は誰に出会ったかで決まります。もしやりたいことがわからなかったら、「どんな人になりたいのか? どんな人でありたいのか?」を考えることが、成功に近づく一番の早道であると思います。つまり自分が「こんな人になりたい」というモデルを見つけることが、一番の早道なのです

非効率なことは馬鹿にされやすいから、競争相手が少ない。つまりやった者勝ちということ

感動は、必ず非効率の中にある

常に期待以上を目指す

そこにいない人の悪口は絶対に言わない

ともに向上できる仲間を作る

「自分はどこに向かうのか?」を考えること、それはとてもいいことです。しかしそれと同じくらい大切なのは、「自分はどこから来たのか」ということだと思います

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『感動の条件』永松茂久・著 KKロングセラーズ
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◆目次◆

第1章 成功し続ける人の共通点
第2章 感動を生み出す「フォーユー」という考え方
第3章 感動が出会いを広げる
第4章 感動を生み出す非効率の追求
第5章 感動が夢を叶える
第6章 感動を生み出す自分の作り方
最終章 誰かのために生きるということ

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