2010年11月17日

『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー・著 vol.2310

【ハーバードで教える「幸せの授業」とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479793054

みなさんは、ハーバード大学に「幸せ」について教えてくれる授業があったことをご存知でしょうか?

それが、2006年に受講者数1400人(ハーバードの全学生の2割)を記録し、その年の人気No.1授業となった、タル・ベン・シャハー氏の「ポジティブ心理学」。

以前に『HAPPIER』というタイトルで本が出ていますが、本書はその実践編とも呼べる一冊です。

※参考:『HAPPIER』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876885877

このタル・ベン・シャハー氏は、ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得した人物で、本書には、リーダーが知っておくべき心の話や、組織作りに欠かせないやる気や嫉妬といった感情の話など、さまざまな心理学のエッセンスが詰め込まれています。

日々困難が襲いかかる経営の世界で、継続的に成功を収めるためには、やはり心を健全に保つ方法を学ばなければならない。

そういう意味で、本書は有用な一冊だと思います。

日本の大学ではなかなか教えてくれない「心の授業」。ぜひ本書でその雰囲気を感じ取ってください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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感謝をしていた人々はよく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減った

変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだ

週3回、1回30分間の運動を行なうことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある

するべきことを減らして生活をシンプルにしても、成功は妨げられるわけではない

失敗するかもしれないからと挑戦を避けていては、自分自身に対して「自分は困難なことや失敗に対処することができない」というメッセージを送りつづけていることになります。その結果、自尊心は損なわれてしまいます。困難に挑戦することは、「自分は失敗を恐れないし、たとえ失敗してもすぐに立ち直れる」というメッセージとなり、心に深く届きます

最善主義を身につける

完全圏(コンフォートゾーン)を超えて冒険をし、人に助けてもらったりフィードバックをもらったりして、たとえ失敗しても気にしない

口に出したことを実行していけば、自然に自己信頼感は高まります

長期的な関係にはすべて、いつかは「行き詰まり状態」が訪れる

最高の出来事が起こるのではありません。起こった出来事を最高のものにできる人がいるのです

実際には、いざこざは避けられないものであるだけでなく、長期にわたる良好な関係にとって非常に重要なものです

PRP法とは、自分自身が人間であることを許すこと(Permission=P)、状況を再構築すること(Reconstruction=R)、そしてより広い視野から見ること(Perspective=P)の3段階を踏む方法

自分の欠点を認めたくない場合、人は他者にも同じような欠点を見つけようとする

最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれることなく、自分がしたいと思うものを見つける必要があります

偉業を観察する

持って生まれた知的能力よりも努力をほめる言葉をかけられたグループの生徒のほうが、同じ課題をうまくこなし、より幸せを感じた

効率的なチームワークは、ゴールが明確で優秀な人材のいる環境下に生まれる

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『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー・著 大和書房
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◆目次◆

1.感謝する
2.習慣化する
3.運動をする
4.仕事への考え方を変える
…以下、多すぎるので省略します。

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