2010年6月21日

『68点を確実に取る勉強法』横溝慎一郎・著 vol.2161

【資格試験の直前対策に】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513986

6月、7月は資格試験のシーズンということで、全国各地でさまざまな資格試験が実施されます。

受験される方は、みなさん直前の対策に追われていることと思いますが、そんな時に役立つのが本日の一冊。

LECの専任講師であり、月間21万アクセスを誇る「資格試験」対策ブログの著者でもある横溝慎一郎さんが、その受験ノウハウを惜しみなく公開した試験対策本です。

「68点を確実に取る」とタイトルにあることからもわかるように、100点を狙わず、確実に合格ラインを狙っていく、じつに戦略的な勉強法、試験対策を述べています。

インパクトのある表紙とは裏腹に、内容はオーソドックスなものが多く、やや食い足りない印象。

ただ、録音学習やヒンドゥーメソッドなど、記憶を高める一連のメソッドは興味深く、また、合格する人の「模擬試験の受け方」なども、参考になりました。

試験直前の対策本として、また学習のヒントとして、以前紹介した『9割受かる勉強法』と併せて読んでおきたい一冊です。

※参考:『9割受かる勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012857

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「合格するタイプ=素直な人、です」(中略)「素直でない」受験生は間違いなく、合格に到達するまでに、かなりの回り道をすることになります

衝撃的な数字があります。実はアドバイスをされた段階で、それを「実行できる人は全体の10%くらい」だと言われています。残りの90%の人は、アドバイスは聞いたものの、さまざまな理由で実行しないままになってしまう…

努力は必ずしも成果につながりませんが、成果を出した人は必ず努力をしています

未来の自分が書くであろう合格体験記を先に書くと、それだけでも「絶対合格しよう!」という気持ちを強く持つことができます

(学習計画を)積み上げ方式で立ててしまうと、先に手をつけた科目についてはそれなりに学習をすることができますが、最後の方に回した科目については時間切れアウトになってしまうことがある

予定はあくまでも現在形で書くことが重要です。未来形で書くよりも達成可能性が高まります

自分の声で覚えたい用語をまず録音します。その用語の内容や定義を言うのに適当な時間をあけて、正解を録音するのです。それを通勤時間に聞けば、本を開くことなく用語の定義を覚えるための学習ができます

ともかく「寝る前」に学習したことを「起床後」に復習する

◆ヒンドゥーメソッド
【1日目】
最初の10個を覚える
【2日目】
1日目に覚えた10個をきちんと覚えているかどうかを確認すること
からはじめてください。その上で、新たな10個を覚える
【3日目】
1日目の10個と2日目の10個をまとめてきちんと覚えているかどう
か確認することから始めてください。その上で新たな10個を覚える
ようにしましょう。最後に1日目から覚えてきた計30個の単語をも
う1度覚えているかどうか確認してください

「一生懸命思い出す」ことをしないと、この連絡経路(前頭葉─側頭葉の間)はどんどん細くなってしまう危険性があります

◆合格する人の「模擬試験の受け方」
・わからない問題にいつまでも拘泥してはいけない
・選択肢はわかるものから解いていく
・穴埋め問題はわかる空欄から埋めていく
・組み合わせ問題は選択肢を120%活用する
・個数問題は確実にわかる選択肢だけ判断して、不明なものがあっ
た場合はいったん飛ばす

得意分野を伸ばせばいいという発想は、苦手分野を克服してこそ意味を持つもの

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『68点を確実に取る勉強法』フォレスト出版 横溝慎一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513986

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◆目次◆

プロローグ 最短で「合格する人」になる方法
第1章 この「学習計画」で合格できる!
第2章 一発合格する人の「時間」の使い方
第3章 忘れない記憶法
第4章 最短で結果を出す人の「問題集」の使い方
第5章 明日からできる合格のマル秘テクニック

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