2010年5月30日

『インナーパワー』湯本優・著vol.2139

【インナーパワーを高める生き方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763199293

本日の一冊は、医師免許をもつプロアスリートで、経営者としても活躍する著者が、ここぞという時の集中力を生み出す、「インナパワー」を解説した一冊。

インナーパワーとは、自信や集中力、決断力、行動力などの源になる力のことで、著者の造語。

著者によると、この力は正しい姿勢から生まれるそうなのですが、現代人の生活では、なかなかこれができていないのではないかと思います。

ビジネスマン向けの健康書か、自己啓発書か、ちょっとはっきりしない内容ではありますが、ところどころに仕事や生活のヒントが書かれており、参考になります。

たとえば、土井はバッグを左肩に掛ける癖があるのですが、本書によればこれはNG。

また、正しい姿勢の必要性や、適度に動かしたほうが早く疲労回復するというアクティブレストの考え方など、取り入れるとよさそうな考え方がいくつも紹介されています。

最近、生活が乱れているという方、運動不足だという方、また仕事に閉塞感を感じている方は、読んでみてはいかがでしょうか。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いくら「外見/アウター」を着飾っても、「内面/インナー」が充実していなければ、ほんとうの意味での幸せを感じることはできません

姿勢が正しいと、人はインナーが輝く

「できるようになった」という達成感が、心に大きな変化をもたらします

達成感があるからこそ、人はよりがんばることができ、より成長していくことができる。達成感こそ、未来の自分をつくり上げていくエネルギーであり、原動力といえます

スポーツでもビジネスでも、成功する人というのは、「○○します」、または「○○できます」というように断定的な言葉で宣言します

自分からこれまでとは違ったことをやると決めないかぎり、違う人生は歩めないし、違う人間にはなれない

正しい姿勢こそが、最強の境地を生み出す源なのです

彼らが一〇〇の力をもち、私が六〇の力しかもっていなかったとしても、彼らが本番で五〇パーセントの力しか引き出せず、私が一〇〇パーセント出し切ったら、私の勝ちです

いつも同じ足を上に組む習慣があったり、いつも同じほうの肩にショルダーバッグを掛けたりするだけでも筋肉のバランスは崩れます

たとえお金があったとしても、やりたいこともできず、ただ病院通いをするだけの毎日では、幸せな人生とはいいがたい

仕事で勝っても体が負けたら幸せとはいけない

人間の体は適度に動かしたほうが、早く疲労回復する

人生は、振れ幅が大きければ大きいほど、ドラマチックで魅力的なものになります。もちろんなかには、できるだけ小さな振れ幅で、安定した人生を生きたいと願う人もいることでしょう。でも、それは本心でしょうか。そう思ってしまうのは、大きな喜びや苦しみのなかで「自分」というものを保つ自信がないからなのではないでしょうか

ストレスに耐えながら努力して乗り越えた経験をもたない子は、自信が育たないだけではなく、ストレスに対する抵抗力も育ちません。そのため、何かあったときに驚くほどのメンタルの弱さを露呈してしまいます

短期間でつくり上げた筋肉は失われるのも早い

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『インナーパワー』サンマーク出版 湯本優・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763199293

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◆目次◆

第1章 すべては「正しい姿勢」から始まる
第2章 インナーパワーはこうして引き出す
第3章 インナーパワーの強い人は知っている
第4章 この運動でインナーパワーは強くなる
第5章 インナービューティーが輝く人になる

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