2010年2月4日

『「読む・考える・書く」技術』午堂登紀雄・著 vol.2026

【知的生産力を高めて稼ぐ技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478005753

本日の一冊は、戦略コンサルティングファーム、アーサー・D・リトルを経て、現在は講演・執筆などで活躍する経営コンサルタントが、「読む・考える・書く」ための技術を紹介した一冊。

なかでもフォーカスしているのは、稼ぐための「書く技術」で、経営コンサルタントの使うフレームワークから、人の心をつかむための表現技術まで、幅広く論じています。

ビジネス書を書く人を前提としているため、ターゲットは狭いですが、これからビジネス書や自己啓発書を書こうと思っている方には、入門書として重宝する一冊です。

普段、出版のためのコンサルティングをしていて思うのは、みなさんコンテンツを作るためのコツを理解していない、ということ。

本書には、比喩力を鍛えることの意味や、抽象/具体を行き来することの重要性、何気ないことをパッケージ化するコツなど、ビジネス書を書くために必要な考え方が、ひと通り網羅されているので、行き詰まっている人は参考にするといいでしょう。

出版マーケティングの視点が入っていないので、これだけでベストセラーを出せるわけではありませんが、自分の中に眠っているコンテンツの種を見つける、という意味では、山田真哉さんの『目のつけどころ』同様、役立つ一冊です。

※参考:『目のつけどころ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763199919/

著者を目指す方、書いて稼ごうとする方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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消費の中心が「モノ」から「コト」に移り、人が「役に立つ」「なるほど」「楽しい」「気分がいい」と感じるものに富が集中している

メール、ブログ、SNSなど、コミュニケーションにおいて、書くことのウエイトと重要性が増している

書く力というのは、経験や情報という目に見えない素材をベースに価値を生み出す、現代の錬金術

同じ情報を見聞きしても、ある人には見えるけれども、それが見えない人もいて、それが差を生む。ここに「情報を編集する力」が必要な理由がある

文章の上達とは、自分をよりよく理解し、人間をよりよく理解する行為

知的生産力=(情報A×情報B)/自分=情報C

◆ビジネス分野のコンテンツを作るうえで、抽象化能力を鍛える2つの質問
・構成要素に分解し、「それは何力か?」を考える
・「それはいったい人間の何に作用しているのか?」を考える

抽象と具体の行き来をする

自分の表現はつたないとか、自分にはそれほど成功体験がないとい
う人は、魂をゆさぶるエピソードを集めてみてはどうでしょうか

大多数の読者は「簡単にできる答え」を求めている

問題提起と処方箋はセットであるべき

自分の体験を「一般原則化」「教訓化」する

「そもそも、なんでそうなってるんだっけ?」を考える習慣をつける

オリジナリティとは、誰も思いつかないことを発想することではなく、
同じものを見ても違う発想ができるということだ

アウトプットが増えれば増えるほど、インプットも増える

筋肉質の文章を作るには、削ぎ落としていくこと

出版こそ、普通の人がワンランク上の世界を手に入れる、最強最速の手段

愛の反対は憎しみではなく無関心、と言われるように、どうでもいい人は無視されるだけ

ビジネス書の著者生命を長く維持するには、リタイアしてはいけない

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『「読む・考える・書く」技術』ダイヤモンド社 午堂登紀雄・著

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478005753
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◆目次◆
プロローグ 知的生産力を鍛えよう!
第1章 コンテンツを生み出す5つの技術
発想の方程式・情報編集術・発想術・観察力・読書術
第2章 アウトプット力を高める方法
第3章 書く環境を整備する
第4章 出版があなたの世界を変える!
おわりに つらいことも苦しいこともすべてネタになる

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