2009年11月30日

『齋藤孝 勉強力』齋藤孝・著 vol.1960

【35歳からは教養のための勉強をしよう】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759311009

以前、東京国際ブックフェアの基調講演で、『国家の品格』の著者、藤原正彦さんが、「一見、何の役にも立たない教養が、のちの大局観を作ってくれる」といった趣旨のお話をされていました。

※参考:『国家の品格』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416/

土井は、自分自身がギリシア留学から多大な恩恵を受けていたので、これには「うん、うん」と頷いていたのですが、どうやらビジネス書読者のなかには、こういった教養をおろそかにする方が結構な数、いらっしゃることがセミナー等でわかってきました。

そこで本日おすすめしたいのは、教養のための勉強法を説いた、齋藤孝さんの新刊『齋藤孝 勉強力』。

「35歳の勉強法」ということで、さまざまな勉強法を説いているのですが、なぜ35歳なのか?

これに関して著者は、こんな説明をしています。

「三〇代半ばになって、『じきに四十代突入だ』と思った瞬間に、遥か先にぼんやりとあった死が急に現実味を帯びてくる。そんな感覚ではないでしょうか。だから、立ち止まって考えてしまうのです。『あと三十年、いまの調子でがむしゃらに仕事をするだけの毎日を送ったとしたら、果たして自分の内面は豊かになるだろうか』と」

土井もちょうど今年35歳になった人間ですから、この指摘は、じつによくわかります。

これ以外にも、教養には発想力をアップする効果や、「ジャマにされる年寄りにならずにすむ」など、さまざまな効果があります。

では、教養をつけるための勉強とは、どのように行えばいいのか。

本書では、そのやり方を、古典のガイドも付けながら説明しています。

実用一辺倒を脱し、教養を身につけたいと思うビジネスパーソンに、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「若さにまかせて、たくさん遊んだ、恋愛をした、おいしいものを食べた、旅をした。でも、それでいったい何が残ったんだろう」ふと疑問に思い、何だかちょっとむなしさを覚える。そして、「意外と、勉強のほうがおもしろいのではないか」と思えてくる。これまでとは違った意味合いから、勉強というものが再登場してくる、それが35歳前後だと思うのです

キーワードは「マイ古典」を持つこと

点数の違いから、何がわかると思いますか? 知識レベルでしょうか。いや、そうではありません。仕事に対する意欲が測れるのです

もし「三人のうち一人しか残せない」などということになれば、言われたことをきちんとやるだけではなく、よく勉強して、「どうすれば、リクエスト以上の仕事ができるか」を考え行動している人が生き残る

仕事ができない人というのは総じて、頭がカタイ。人や社会が持つ多様な価値観を理解していないために、物事を多角的に考えることができず、ひとりよがりな判断の下にトンチンカンな仕事をしてしまいがちなのです

ビジネスではあまり「発問力」というのは重視されないようですが、「深い読みの下に最善の策を考えて、行動する」ために重要な能力であることを、ぜひ意識していただきたいところです

「部全体がどんなふうに動いているか」を知りたいとしたら、ノートに簡単な組織図を書いて、みんなの動きを観察する

司馬遷の『史記』、あるいは司馬遷の人生を解説した本などを読んでいると、自分が何かプライドを傷つけられるような屈辱を受けても、へこむ度合いが小さくてすみます

芸術に親しみ、「美」に関する教養を高める日々が、仕事に向かう活力を養い、人々の感性に訴えるアイデアがわき出る源泉となる

人間関係を築くうえでは、この「相手を理解しようと努める」気持ちが大切です。人間、理解できる人に対してはやさしくなれるからです

文学でも芝居でも旅でもスポーツでも、およそ教養に属するものはすべて、知識ゼロの状態で体験するより、多少の勉強をしてから取り組んだほうがおもしろい

「わからないままに、おもしろさを感じるには至らないまでに、過去に放置してある」ような分野のほうが、再チャレンジの意欲がわいてくるかもしれません

暗唱は、古代ギリシアの時代からずっと「教養の柱」

少なくとも教養面で尊敬されるものがあれば、ジャマにされる年寄,りにならずにすむ

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『齋藤孝 勉強力』海竜社 齋藤孝・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759311009
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◆目次◆
序章 「勉強の旬」は35歳から……
1章 35歳から必要なのは教養を身につける「勉強力」!
2章 教養が仕事の幅を広げ人生を豊かにしてくれる
3章 勉強の「はじめの一歩」はこうやって踏み出そう
4章 次から次へと知識が広がる「芋づる式勉強法」のススメ
5章 勉強は生きる原動力、そして人生最大の娯楽だ!

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