2009年10月4日

『勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」』勝間和代 、藤巻幸夫 ・著 vol.1903

【勝間和代&藤巻幸夫のコラボ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140883030

本日の一冊は、ベストセラービジネス書を連発してきた勝間和代氏と、元伊勢丹のカリスマバイヤーで、現在はブランドプロデューサーとして活躍する藤巻幸夫氏が、それぞれの仕事哲学を語った一冊。

前半は「藤巻幸夫の仕事学」。後半は「勝間和代の仕事学」となっており、間にそれぞれお互いを評価し合う「Translate」というパートが入るという、変わった構成になっています。

内容的には、藤巻氏が「動」の仕事論、勝間氏が「静」の仕事論を語っており、前者が心構え、後者がテクニック論を説き、バランスを取っています。

いろんなところで情報発信している2人なので、内容的には既にどこかで述べられたものが多く見受けられますが、主張はいちいち納得できるものばかりです。

なかでも土井がおすすめする考え方は、藤巻氏が書いた、以下の部分。

「外の華やかさばかりに気をとられないで、まずは会社の中など、身近な人たちとよい関係をつくる」

土井自身、会社のなかでいろんな人に助けられたので、これは本当にその通りだと思います。

外に目を向ける前に、まずは先輩・上司に聞いてみる。お互いに教え合うことで自らを高めていく。

この考え方は、どんな組織にいても、大切な考え方ではないでしょうか。

また、2人の仕事論は、とくにこれから自分をブランド化しよう、という向きには役立ちます。

さらりと読める新書なので、ぜひチェックしてみてください。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

ミッションやビジョンを掲げないまま仕事を人任せにして「がんばれ」と掛け声だけかけ、指導はしない。それなのに、失敗すると怒る。だから若い人がすぐに行き詰まってしまう(勝間和代)

【「藤巻幸夫の仕事学」より】

ファッションの世界で勝ち残ってきたブランドには、次の3つの要素があると思っています。

・ストーリー(物語)……確固たる意志と、それが生まれてきた背景
・ヒストリー(歴史)……売れない時代にも負けないことによって
刻み込まれた時間
・フィロソフィー(哲学)……とにかく作り続けるのだという意識

事業に成功するとか、金銭的に豊かになることも生きていく上で大切なことなのかもしれませんが、それ以上に、いい仕事をして実績を積み上げ、その人らしい仕事や人生を創り出していくことのほうが大事

300円の良いものもあれば、100万円でもダメなものもある

品物、見せ方、宣伝のしかた、さらにスタッフの心。この4つが一体となることでモノが売れ、それを継続させることでブランド・ビジネスが成立する

外の華やかさばかりに気をとられないで、まずは会社の中など、身近な人たちとよい関係をつくる

まず褒める、そして興味を持って質問する。この2つが、人との出会いを印象的なものにして、その後の関係をより深くするためのポイント

仕事を通して初めて人は仲間になる

1人、2人のカリスマをつくるより、たくさんのヒーローをつくったほうが会社の雰囲気はもっとよくなる

【「勝間和代の仕事学」より】

自分のスキルや知識や経験を「客観視」できるかどうか

情報整理の基本として、「空・雨・傘」理論と呼ばれるものがあります。あらゆる情報は、この「空が曇ってきた(客観的事実の認識)」「雨が降りそうだ(事実に対する解釈)」「傘を持っていこう(解釈に対する行動)」の3段階に整理できる

システムによって自分を縛り、「やる気の有無にかかわらず、とにかくやらなければならない状況」を作る

プレゼンテーションをするときには、まず個々の言葉を発する前に、その上位概念であるフレームワークを意識する

————————————————
『勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」』NHK出版 勝間和代 、藤巻幸夫・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140883030
————————————————

◆目次◆

まえがき 最初から仕事ができた人などいない 勝間和代
第1章 藤巻幸夫の仕事学
第2章 勝間和代の仕事学
第3章 幸福度10倍アップ仕事学
あとがき 何が大切かは、当人だけがわかるもの 藤巻幸夫

この書評に関連度が高い書評

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー