2009年3月21日

『「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい!』高田靖久・著

【割引せずに売上を伸ばす究極のワザ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495583018

本日の一冊は、好著『お客様は「えこひいき」しなさい!』の著者、高田靖久さんによる待望の新刊。

※参考:『お客様は「えこひいき」しなさい!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806130117/

東芝の関連会社で、飲食店・美容院を中心とした顧客管理ソフトの商品企画・販売に携わり、クライアント企業が続々と成果をあげているという著者が、その販促手法を明らかにした、注目の一冊です。

著者によると、ほとんどの店の場合で、「1回きりのお客様」の割合は70%を超えている。

この割合を下げ、「1回きりのお客様」の利用回数を2回、3回に増やす方法を論じたのが、本書の内容です。

では、一体どうするか。それが、3日後・3週間後、3ヶ月後に届ける3種類のダイレクトメールです。

そのダイレクトメールとは、「サンキューメール」「ライクメール」「ラブメール」の3種類のこと。

本書では、これらのメールをどんな形態、文面、内容で届けるか、詳しく論じており、商店経営者には、とくに役立つ内容となっています。

他の書籍からの引用も多く見られますが、著者のクライアント事例も含まれており、実践的な一冊だと思います。

自社のマーケティングのヒントとして、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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固定客化の最大の近道は、そもそもが「固定客になりやすいお客様」を集めること

ほとんどの店の場合、「1回きりのお客様」の割合は何と70%を超えている

「1回きりのお客様」の利用回数を「2回」に変えるだけで、売上げは上がりはじめる

割引きで集めたお客様はリピート率が低い。「フリーペーパーで集めたお客様は、次回も割引きがないと利用してくれない」まるで口を揃えたように、多くの経営者から聞く言葉だ

あなたは、十分に集客できる「力」を持っている。それが「価値観」だ

「価値観に共鳴するお客様」――このようなお客様は、あなたの店を見つけさえすれば、固定客になりやすい

「3ヶ月間でそのとき1回きり」のお客様よりも、「3ヶ月間でその後2回以上」利用したお客様のほうが、7倍も固定客になりやすい

3ヶ月以内に3回、立て続けに「3つのダイレクトメール」を送る

◆お客様に忘れられない「3の法則」
1.3日後 2.3週間後 3.3ヶ月後

サンキューメールで伝えること
・店のこだわりやうんちく
・経営者の「熱い思い」
ライクメールで伝えること
・あなたの店がすばらしい店である証拠
ラブメールで伝えること
・割引

◆ライクメールをより効果的にする方法
・同業者に推薦してもらう
・ランキングや過去の受賞歴
・お客様の声

どうすれば「お客様の声」の「ウソ臭さ」が消せるのだろう? もちろん方法がある。それは「数」につきる

「誰でもいいですよ」という広告には誰も反応しない

ユニクロは季節によって「フリース」、「Tシャツ」、「ジーパン」と、打ち出す商品を変えながら単品でPRをしている。そして、その商品に興味があるお客様を次々に集めている

割引きをするのならそれなりの「哲学」を持ってやっていただきたい

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『「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい!』同文館出版 高田靖久・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495583018
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◆目次◆
はじめに
1章 なぜ、お客様はリピートしないのか?
2章 1回きりのお客様を「7倍」固定客にする方法
3章 7倍固定客にする「3つのルール」
4章 成功を左右する「顧客情報」の活用法
5章 なぜ、新規客が集まらないのか?
6章 新規客をザクザク集める方法
最終章 販促術よりも大事なこと
おわりに
参考文献およびお役立ちサイト

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