2009年2月20日

『断る力』勝間和代・著

【成功者の誰もが重視するたった一つのスキル】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606824

じつは今だから言いますが、1年半ほど前に行われた弊社の3周年記念イベントには、勝間和代さんをゲストに呼ぶつもりでした。

ただ、残念なことに、勝間さんはちょうどその時予定が入っていたらしく、断られてしまったのです。

しかし、そこからが勝間さんのすごいところ。すかさず「土井さん、一度ランチしませんか?」と僕を誘い、食事をしながら出版情報を交換し、最後は弊社の「出版戦略セミナー」にもゲスト出演してくれたのです。

※参考:勝間さん出演「出版戦略セミナー」CD

通常の方であれば、最初に断ったら、そのままで人間関係もやがて希薄になるもの。勝間さんはそこをじつに慎重にケアする方でした。

断る時はきちんと断る。でも、最大限、相手の気持ちに配慮する。これができているところが、勝間さんのファン作りのキモだと、その時、痛感したのです。

本日ご紹介する一冊は、その勝間さんが、「断る力」を論じた一冊。

取り換えの効く「コモディティ」から「スペシャリティ」に変わる、他人に自分を委ねない、嫌われることを恐れないなど、「断るのが苦手」な人への心構えを説き、さらに「断ることで相手をファンに変える」方法を指南しています。

主観や個人的体験に基づくと思われる内容も多いため、人によって評価は分かれると思いますが、著者のファン作りのノウハウとして読んでみると、おもしろい学びが得られると思います。

若いビジネスパーソンが読んでも参考になりますが、それ以上に、著者や講演家、タレントなど、断る技術が命運を握る職業の方が読むと、得るものが大きいと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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単に頼まれたことを断らずに唯々諾々と行うということは、自分の人生の進路を行き当たりばったり、他人に委ねてしまっていると言い換えることもできる

断るから実力をつけられること、実力があるから断れること、の好循環を自ら作り出していかなければならない

すべての人はエスパーではないのだから、ことばでコミュニケーションしない限り、わかり合えない

事実なんてない。あるのは認識だけだ

うつになる人は他人の評価に身を委ねてしまう人である

「コモディティ」はコスト勘定で処理をされるが、「スペシャリティ」は投資勘定として処理される

相手の要請を断るときこそ、相手の立場を考え、出来る限りの対案を考え、相手の気持ちを自分の気持ちのように大事に考える

断ることによってかえって相手からこちらへの信頼が増すとか、あるいはこちらに対してファンになってしまう位の気合いと誠意が必要

陰口は回避できなくても、陰口による実害を回避することは十分に可能

<ロイヤリティの高いファンを作ることが上手な人の要素>
1.こちらが圧倒的にあこがれる個性、才能、クセがあり、私たち
の代わりに何かを実現してくれる
2.1を実現するために努力を継続的に繰り返しており、その姿勢
に強い共感がもてる
3.相手がまめで、こちらをわかってくれている、ケアしてくれて
いるという感覚が持てる
4.謙虚で威張っていないため、相手と自分の関係が上下関係にならない

実は「依存心が強い人」は「嫉妬心が強い人」

会社などの組織に関する掲示板の場合、誹謗中傷の書き込みの犯人は、エキスパートのこれまでの分析によりますと99パーセントはその会社の社員か、取引先

自分がそういった時間を配分してもいないのに、他人が得意なことをうらやましがってもしようがない

どの分野が得意か不得意かというのは、自分のこれまでの時間配分の結果

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『断る力』文藝春秋 勝間和代・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606824
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◆目次◆

はじめに
第1章 総論 「断る力」の圧倒的な効用を理解する
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る
おわりに

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