2008年6月2日

『3年で富裕層になる!』臼井宥文・著

【お金持ちになる最短距離は?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458413068X

本日の一冊は、富裕層向けライフスタイル誌「SEVEN HILLS」の発行人であり、富裕層研究の第一人者として知られる臼井宥文さんが、お金持ちの思想や行動を明らかにした、日本版『となりの億万長者』。

※参考:『となりの億万長者』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152081082/

『となりの億万長者』のようにデータ満載の本ではありませんが、お金持ちや成功者の思想・行動を学び、自己啓発的に読める、という意味ではニーズのある本だと思います。

自分の本業の周辺でチャンスを探す、後追いでなく一番乗りのものを見つける、価値が上がるものに目をつけるなど、ビジネスや投資で成功するための原理原則がわかりやすい言葉でまとめられています。

また、富裕層ビジネスを考えている人にとっても、富裕層の5大ニーズや行動パターンが書かれており、参考になります。

やや精神論が多いため、実際に行動に落とし込むにはイマジネーションが必要ですが、行動のきっかけ、ヒントとしてぜひ読んでおきたい一冊です。

あまり金・カネ言う本は好きではないのですが、人間は霞を食って生きられないのも真実。

今の時代を生き抜くための方程式をつかむという意味で、読んでおくといいかもしれません。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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上場後のYahooに打ち合わせに行ったときにもこんなことがありまし
た。コーヒーを運んできてくれたジーンズ姿のアルバイト女性を、
「この人も2株持っているんだ」と担当者が教えてくれました。新
興のネット企業にバイトで入ったつもりが、上場により、1株6千
万円でしたからその女性はポンと1億2千万円を手に入れたわけです

変わらない価値というのは、実はあまりないのです。逆に、価値が
上がるものに目をつけることが大事です時代が変わるときには、新
しい価値観が生まれます。そこに、早く目をつけ、うまく便乗でき
た人は億万長者になっています

日本人作家だけでなく、韓国でも中国でも軒並み現代作家の作品が
買われ、値が上がっています。そういうところに早く目をつけた人
がリッチになれるのです

これからは小さい企業、大企業の子会社でストック・オプション制
をとっている企業に入ったほうが有利

自分からもいろいろとマスコミに発信したり、「あの人はすごいよ」
と言われるように、業界内で名を上げること

これからの時代は、いい大学を出ればよいというわけではなく、学
歴はなくても「早いうちに働く」ほうがチャンスがある

どんなことでも、他の人がやっていないこと、一見、ダメだろうと
思うようなことにチャンスがある

そのジャンルの最初の一人として努力した人は、大きな成功をつかめる

ファッションもアートも、「見せびらかし」の顕示的消費に庶民は
憧れ、模倣し、追いかけていくことで文化となって定着していく

◆富裕層の5大ニーズ
1.資産防衛 2.教育 3.エンターテインメント
4.アンチエイジング 5.セキュリティ

本物の富裕層は、体験や学びや交流、時間や空間といった目に見え
ないものに多くのお金を使っています

新しいものに対してチャレンジしていくときは、果敢に新しい人脈
に飛び込んでいくことです

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『3年で富裕層になる!』臼井宥文・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458413068X
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◆目次◆

はじめに――いつ誰が「富裕層」になるかわからない時代
第1章 あなたも富裕層になれる!
第2章 富裕層ってこんな人たち
第3章 3年で富裕層になる方法<メンタル編>
第4章 3年で富裕層になる方法<実践編>
第5章 私はこうして富裕層の仲間入りをした
付 章 ニューリッチから本物の富裕層へ
あとがき

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