2008年5月8日

『続ける力』伊藤真・著

【「続ける力」を仕組み化する方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980727

本日の一冊は、東京大学在学中に司法試験に合格し、「伊藤メソッド」と呼ばれる革新的な勉強法でたちまち司法試験界のカリスマ塾長となった著者が、やり遂げるための考え方と技術を論じた一冊です。

著者いわく、「センスやひらめき、回転の速さといった能力は天性の素質に左右されますが、「続ける力」は誰にでも平等に与えられて」いる。

司法試験ほどの難関資格であっても、この「続ける力」があれば合格できる、というのが著者の主張です。

しかしながら、「続ける」には、気合いだけでは不十分です。それには「技術」がいるのです。

本書では、過去に数多くの司法試験合格者を輩出してきた著者が、その「続ける」技術と学習法を公開しています。

ベストセラー『夢をかなえる勉強法』で披露した心構えと勉強法に加え、それらを続けるためのエッセンスを紹介しています。

※参考:『夢をかなえる勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763196766/

土井もいつもセミナーで言うことですが、勉強でも仕事でも、やはり最後は続けられる人が勝ちます。

なぜなら、いろんな世界のトップを走っている人は、その人がすごいこともありますが、ほとんどの場合は周りが落ちていくことが原因だからです。

多くの人が続けられないなかで、自分だけが続けられれば、やがて大きなメリットを享受することができる。

賢明なBBM読者のみなさんが本書を読んで実行すれば、学習意欲に加え、やがて行動の蓄積が成果を生み出すようになるでしょう。

軽い自己啓発書のつもりで、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「夢をつかむことというのは、一気にはできません。ちいさなこと
をつみかさねることで、いつの日か、信じられないような力を出せ
るようになっていきます」(イチロー)

「継続できる情熱を持てる人のほうが、長い目で見ると伸びる」(羽生義治)

新しい参考書や問題集に次々と手を出す人は、力がつきません

何か新しいことを始める場合には、「それを生活の原則にする」と
いう、意識の組み換えが必要

新しく始めることを、「それをやらないほうが落ち着かない」とい
う状態にまでもっていければ、目標の五割は達成したも同然

確信の持てない努力を続ける不安を克服するのに効果的なのが、
「ゴールからの発想」という考え方

自分がゴールだと思っていることの、さらに一歩先をイメージする
ことは、努力を続けるための大きな原動力になる

「簡単なこと」は「退屈なこと」である場合が多いので、かえって
モチベーションが下がってしまう

最後の切り札として、目に見える蓄積をリセットするという逆向き
の発想も効き目がある

スランプに陥りそうなときには、「部分的な問題を全体視しない」
「短期的な問題を永続化しない」という二つのポイントを、ぜひ自
分に言い聞かせてほしい

素直でない人は、最初の「守」の段階で、「型」を受け入れること
ができません

本気でそのことに取り組むつもりなら、あまり極端なやり方を勧め
るものは信用できない、と考えたほうがいい

感情表現を豊かにすると記憶力が高まる

勉強の直後にくわえて、記憶にはもうひとつ、ゴールデンタイムが
あります。それは夜、寝る前の十分間です

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『続ける力』伊藤真・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980727
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◆目次◆

はじめに
第一章 「続ける」ことはなぜ難しい?
第二章 「やる気」を続ける技術
第三章 一流になる人の学び続ける技術
第四章 勉強・仕事をやりとげる計画術
第五章 ピンチを切り抜け、事業を続ける
第七章 「やりたいこと」をやり続ける人生
第八章 「続ける」ことから「力」が生まれる
おわりに

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