2008年5月17日

『出逢いの大学』千葉智之・著

【ゼロからの人脈入門】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492042997

本日の一冊は、大手建設会社を経て大手総合情報メディア企業に転職、サラリーマンでありながらSNSでのべ7000人の会員数を持つにいたった著者が、その人脈術を披露した一冊です。

人脈術に関しては、既に本田直之さんと藤巻幸夫さんが『レバレッジ人脈術』『人脈の教科書』を出しており、ノウハウが出されてしまっていますが、本書の著者いわく、「普通のサラリーマンには普通のサラリーマンに適した人脈術がある」とのこと。

※参考:『レバレッジ人脈術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002754/

※参考:『人脈の教科書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304226/

サラリーマンがまったくゼロから人脈を構築しようと思ったら、どんなイベントに行って、何をして、その後どうすればいいのかということまで、しっかりフォローされています。

読んでみて驚いたのは、著者がサラリーマンでありながら経営者思考を持って人と接することができている、ということ。

もっと言えば、オピニオンリーダーとの接し方も含めて理解しているということです。

土井も仕事がら、いろんなイベントに顔を出し、いろんな方と挨拶させていただく機会がありますが、多くの方は本書に書かれたことが実践できていないばかりに、貴重な人脈を失っています(本書で
いう「メルマガ強制配信な人」など)。

「仕事のできる人」になることも大切ですが、最終的には人は人によって生かされます。

将来独立を考えている人、会社の看板が外れてもやっていける人材になりたい人は、『28歳までに他社からスカウトされる人脈術』とあわせて、ぜひ読むことをおすすめします。

※参考:『28歳までに他社からスカウトされる人脈術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478005451/

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「本物の人脈」とは、困ったときに相談に乗ってくれて、損得勘定
抜きでつきあってくれて本当に役に立つナマの情報を与えてくれて、
いざというときに助けてくれる人たち

あなたのもっとも身近な人、10人の平均年収を考えてみてください。
かなり自分の年収に近くなると思います。つまりは「類は友を呼ぶ」
ということなのです

仕事をするうえでワークスキルは必須の能力ですが、それ以上にそ
の能力を他の人に伝えて認めてもらう能力が必要

「あなたの会社の常識は他社の非常識」であり、「あなたの仲よし
グループの常識は他のグループの非常識」なんです

一度上のレベルを体験すると、それ以下のレベルのモノはなんとも
思わなくなるのです

見返りなんか期待せずに、人が喜ぶことをやってあげること。それ
が、「本物の人脈」を手に入れるためのキーポイントです

相手がなにをしてほしいかを探すコツがあります。それは逆に、
「なにをされたら嫌なのか」を考えるということ

陰で悪口を言うんじゃなくて、逆に人をほめればいい

とにかく動いて経験しなければ、そもそも思いもつかないことがた
くさんあるということです。たくさんの場に顔をだして、たくさん
の種類の人たちと交流して、自分の経験の引き出しをたくさんもつ
ことが、あなたを魅力的にしていくのです

人脈には、「ハブ型」と「コネクター型」がある

男女比は6:4がもっとも盛り上がります

情報は発信するところに集まってくる

参加費が高いとそれだけ質の高い人が集まります

人脈ブランディング的には、「頼みごとをしやすい人」の第一想起
を目指しましょう

人脈を広げるうえでは、絶対クイック・レスポンスをおススメします

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『出逢いの大学』千葉智之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492042997
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◆目次◆

はじめに
第1章 人脈について考えてみよう
第2章 毎週知らない人に会いなさい
第3章 黄金の人脈を作る振る舞い方
第4章 黄金の人脈を作るテクニック集
おわりに
参考文献

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