2008年5月18日

『「見た目」の流儀』岡野 宏・著

【祝1400号「一流の顔」はこうして作られる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000476

本日の一冊は、NHKの美粧師として、田中角栄や松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎などの一流どころの「顔づくり」に携わってきた著者が、男の外見と演出について述べた一冊。

ファッション・美容系の人が書いた見た目オンリーの本と違い、著者が実際に会った国内外のビッグネームの人がらとコミュニケーション作法、自己演出のエピソードがたっぷり盛り込まれており、読み物としても楽しめる内容です。

吉永小百合を引き立たせるためにわざと転んだ樹木希林、心理効果を狙って身を乗り出す松平定知アナ、目に力を宿らせる桃井かおりのテクニック、身体についた臭いを消すために紅茶で口をゆすぎ、紅茶の葉で手を擦っていた帝国ホテルの村上信夫元総料理長…。

一流の人間がどこに気を配り、どんな行動を取っていたのか、それが読めるだけでも、十分に買う価値ありですが、本書ではさらに、ベテランの著者ならではのメイク術、服選び、身だしなみのテクニックが書かれており、かなり実践的な内容に仕上がっています。

プロがおすすめする、手軽な値段の本格グッズ紹介も有益で、これ一冊あれば、男性の身だしなみノウハウはほぼ網羅できると思います。

男性の感覚では、偉大な人ほど見た目は素朴で無頓着、という印象がありますが、実際には、一流ほど気を配っている、ということが本書を読むとよくわかります。

「無個性」という選択をした松下幸之助のように、目立たないことさえも、一つの演出。

思い通りの反応を相手から引き出すためにも、ぜひ学んでおきたい内容です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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エンジンだけが素晴らしくてもダメ。また、デザインだけがよくて
もダメ。内と外の両輪がそろった時、はじめて人の心へ伝わるのである

外見づくりはブーメランのような仕組みになっていて、自分の見せ
たものが相手からの評価や自分の収入に跳ね返る

◆成功する人の服選びのポイント
・自分の役割は何か
・装うことの目的は何か

相手を引き立て、自分も活きる。2人で行動したら2人とも活きる
ようにするのがうまい見せ方だ

衣装が変わると、相手の態度も変わる

私は人の顔を任された時、欠点や短所と言われているところ、極端
に言えば本人が嫌いなところを見つけ出し、そこを活かすことを心
がけている。欠点と思われている部分は、人と大きく違う場所であ
る。人と違うということは、魅力として見せやすいのだ

太った人は、柔らかな素材ではなく、パリっと張りのある素材を選
んだほうが、肉感がしなくてすっきりとして見える

職種に関係する香りは人から好意を持って受け入れられやすい

汗を出さなければ臭いは取れない

髪型を年中変えていると、相手に与える印象が弱くなる。しかも、
内面が不安定な人と思われやすい

「人の心に入っていくには、どこか野暮ったさって必要」(安井かずみ)

感じのよさを生むために欠かせないのは、肌の美しさ

「目に力が欲しい時は、あくびをすればいいのよ」(桃井かおり)

濃紺のスーツは精神を引き締め、ライトネイビーは性格を明るくする

肩幅を広めにすると錯覚で顔が小さく締まって見える

ワイシャツにお金をかけたほうが安上がりで、しかも「スーツも高級
なものを着ているのだろう」と思われる

柔らかい糊のつけ方は、心を開いているということでもある

政財界のトップの方たちは、みな、爪をきれいに整えていた

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『「見た目」の流儀』岡野 宏・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000476
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◆目次◆

はしがき 「その時」の見せ方が、あとの人生を変える
第1章 トップ1%のプロフェッショナルへの変身プロジェクト
第2章 お金をかけずに、欠点を最大の強みに変える方法
第3章 初対面を制するプロフェッショナルの顔をつくる
第4章 5万円のスーツを8万円にする「見た目」の流儀
第5章 「また会いたい」と思わせるトップ1%の顔のつくり方
第6章 「ひと味違う」と言われる小道具の流儀
あとがき 外見を考えることは、自分の将来について考えること
付録 本番3分前でもできる!
   プロフェッショナルに一歩近づく「見た目」の技術

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