2007年10月21日

『外資系企業がほしがる脳ミソ』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002479

本日の一冊は、ゴールドマン・サックスやマイクロソフト、有名コンサルティング会社などで実際に出題された採用試験問題をまとめ、思考トレーニングのテキストとしてまとめた一冊。

有名な「マンホールの蓋はなぜ丸いのか?」をはじめ、思考力を問われる問題が計60問、解説入りで収められています。

著者いわく、「人生で成功を収めるためには、『既成概念にとらわれず、独創的な発想をする(”think outside the box”)』ことが不可欠」。

そのために効くのがこの本で紹介している各種の思考トレーニング
問題です。

確かに、やってみるとわかりますが、なかなか骨が折れる問題ばかり。
自分の思考プロセスが正しいのかどうか、科学的・数学的なセンス
があるかどうか、これ一冊でチェックできるのが嬉しいところです。

すぐに解説・答えを見ずに、一定時間悩んでみることで、きっとい
い思考トレーニングになるはず。

外資系企業に就職したい方、自らの思考力を鍛えてみたいという方
は、本書の60問、ぜひチャレンジしてみてください。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

あなたはいま、ボートに乗って、ある湖の中心地点にいる。ボート
の上には、非常に重い鉛の錨が置いてある。この錨を湖の中に下ろ
したら、湖の水面の高さは上がるだろうか? 下がるだろうか?
それとも、水面の高さは変わらないのだろうか? その理由は?

タンスの引き出しの中に、21枚の靴下がある。靴下の色は6枚が緑、
7枚が黄色、残りの8枚が赤である。部屋の中は真っ暗なので、あ
なたは自分が引き出しから取り出す靴下の色が何色かわからない。
このとき、確実に同じ色の靴下をそろえるためには、あなたは最低
何枚の靴下を取り出す必要があるか?

目の前に9個のビー玉がある。このうち8個のビー玉は重さが同じ
だが、残り1個のビー玉はほんの少しだけ軽い(ただし、手に持っ
ただけではわからない)。また、あなたの手元には天秤があり、こ
れを使うことができる。このとき、どのビー玉が軽いものかを当て
るためには、最低何回天秤を使わなければならないか? 具体的な
作業手順とあわせて答えよ

昨日、あなたはシカゴからデトロイトまで時速30kmでドライブをし
た。今日、あなたはデトロイトからシカゴまで昨日と同じ道を使っ
て戻る予定である。あなたは、往復の平均速度が60kmとなるように
したいと思っている。往復の平均時速を60kmとするためには、帰り
の道を時速何kmで運転しなければならないか?

ポールは1980年には20歳だったが、1985年には15歳だった。こんなことがあり得るだろうか? あり得るとすれば、どのような場合か?あり得ないとすれば、それはなぜだろうか?

マンホールの蓋はなぜ丸いのか?

50%の確率でストライクの球を投げ、50%の確率でボールの球を投
げる野球のピッチャーがいる。このピッチャーが、どんな球でもま
ったくバットを振らない打者と対戦するとき、この打者を三振にと
る確率は何%になるか? ただし、ピッチャーが打者を三振にとる
確率とは、ボール球を4球投げる前に、ストライクを3球投げる確
率のことである

————————————————
『外資系企業がほしがる脳ミソ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002479
————————————————

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼目次▼
┃ 
┃ 訳者まえがき
┃ はじめに
┃ Part1 問題編
┃ Part2 解答編
┃ 訳者あとがき
┃ 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

この書評に関連度が高い書評

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー