2007年9月14日

『ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか?』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756911196

いきなり衝撃的な件名から始まりましたが、本日ご紹介する一冊は、それに値するすごい一冊です。

というのは、本書があの神田昌典さんのコピーノウハウを、氏のセミナー(7万円)に先駆けて公開したから。

なぜそんなことが可能かというと、この本の著者、吉井亮介さんが、元アルマックの最高マーケティング責任者(CMO)だったからです。

つまり、神田さんの会社で実際に顧客へのメール、コピーを書いて
いたのはこの吉井さん。

神田さんの仕事を身近なところで見続け、言葉にならない暗黙知ま
で吸収した男が、ついにそのノウハウを公開する、すごい本なのです。

気になる内容も、「問題炙りだし型コピーライティングの終焉」、
「お客が払える最高額を、ストレス無く提示する方法」「お客をひ
きつけるメッセージの源泉とは?」など、まさに知りたいことがズ
バリ書かれています。

単なるテクニック論にとどまらず、マーケティングで成功するため
の考え方・思想にまで昇華した点が類書とは一線を画しています。

発売後わずか1日で重版したらしいですが、その理由もわかる気がします。

マーケター、経営者は必読の一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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今すぐキャッシュが欲しいときに、ゼロから見込み客を集めると、
時間がかかるし、高価格帯の商品を買ってくれる人が出るかどうか
もわからない。そうではなく、すでに付き合いのあるお客さんに、
あなたのすばらしい商品を、改めて紹介するのが原理原則です

◆売るコピーのポイント
1.商品を紹介するときの、話の順番
(1.問題点を伝えて 2.商品を説明する)
2.商品説明は、お客さんに伝えた”問題の解決策として”商品を
  説明することが大事

以前は通じたテクニックも、一度バレると通用しない。バレたこと
に気がつかず、売り手がテクニックを使い続ければ、せっかくため
た信頼残高を減らすことになるのです

◆キャッチコピーの成功パターン
例)「相手の行動を禁止する」キャッチコピー
1.商品に興味を持つお客さんが、たくさんいる場所で使うこと
2.「競合他社の暴露話」くらいに強いメッセージがなければいけない

どんなキャッチコピーでも一緒ですが、反応率が高まるのは、一貫
性があったとき

「知識」はそもそも抽象的で、人によって連想するイメージが違う。
だから誤解が生じるのです

◆ノウハウを使いこなすために必要なコツ
1.「どんな状況で効果があったか」を理解する
2.お客との関係性を理解する
3.事例と一緒に理解する
4.自分のわかる言葉に解釈する

航空会社のように、商品の価格のラインナップを増やせばいいので
す(中略)別に無理して売り込まなくても、一定数は高品質の商品
サービスを選びます

◆上得意客をシステマチックに育てる方法
1.段階的に高額商品を手に入れる商品設計すること
2.顧客教育を工夫すること

人の心は、ある一方向に進みすぎると、揺り戻しが起こって、「正
反対」を求めるもの

マーケティングとは、「その会社が行ってきた多くの活動の中で、
一部の魅力的なもの」を表現するノウハウ

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『ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756911196
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 問題炙りだし型コピーライティングの終焉!?
┃ 第2章 マーケティングのノウハウを使いこなすには、どうすればいいか?
┃ 第3章 お客が払える最高額を、ストレス無く提示する方法
┃ 第4章 お客をひきつけるメッセージの源泉とは?
┃ エピローグ
┃ おわりに
┃ 
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