2007年8月28日

『ダメなら、さっさとやめなさい!』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838717938

本日の一冊は、「神田昌典さん大絶賛!」との触れ込みで、発売前から話題となっている一冊。

『パーミションマーケティング』『バイラルマーケティング』などのベストセラーで知られるセス・ゴーディンが、マーケティングの考え方を個人の人生やキャリアに応用して成功する方法を説いた、画期的な自己啓発書です。

※参考:『パーミションマーケティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881358057

※参考:『バイラルマーケティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798100056

考え方の基本は、土井が『「伝説の社員」になれ!』で書いたこと
とほぼ同じですが、さすが天才マーケター。比喩や表現が違います。

※参考:『「伝説の社員」になれ!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794215851

ナンバーワンのすごさをアイスクリームの人気フレーバーを例に説
明したり、進路を変更することの時間リスクをスーパーのレジで並
んだときの選択に喩えたり…。

自分マーケティングの視点が、じつにわかりやすい例で示されています。

著者の主張をまとめると、踏ん張るべきところは踏ん張り、やめる
べきところはスッパリ割り切る、ということ。

では、踏ん張るべきところはどこで、そこで突き抜けるためにどう
したらいいのか。本書には、まさにその答えが書かれています。

130ページほどの薄い本ですが、読者に人生戦略を教え、行動する
勇気を与えるには十分な内容です。

経営に役立つ視点も満載ですので、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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成功した人たちの多くが、実際には、やりかけの何かを投げ出して
いる(中略)彼らは「何をやめるべきか?」について鮮やかに見極
めをつけ、その都度、絶妙のタイミングで投げ出してきた。もちろ
ん、何かを途中でやめた経験があるという人は、大勢いるだろう。
だがその人たちは、やり方があまりうまくない。さらに、そういう
人たちにつけ込んで利益を上げる業種や市場も、これまた多い

ほんのわずかな人たちだけが、まわりの人たちよりも少しだけ長く
踏ん張っていられる。その結果、目もくらむようなご褒美を手に入
れるのだ

「違う」と思ったら、やめる。「これだ!」と思ったら、どこまで
も粘り抜く。二つのうちのどちらかを、勇気を出して実行しよう

最高の選択肢を追い求めるのは、なにもあなただけではない。みん
ながそうしている。だからこそ、ナンバーワンにはとてつもなく大
きなご褒美が待っているのだ

大量市場というものは消えかかっている。ポピュラーソングもコー
ヒーブランドも、最近ではもう、巨大ブランドと呼べそうなものは
ない。代わりに、星の数ほどもの小さな市場ができていて、そのそ
れぞれに最高のブランドが存在している

難題をやりすごしてしまう人たちは、世の中の多数派ではあるけれ
ど、引く手あまたの優秀な人材とはいえない

相手の好意だけを熱心に求め、それが得られないと去っていく、そ
んな目先の利益しか追いかけない人たちは、けっして人間関係の谷
を這い上がれないだろう。まわりに気を配るゆとりを持てず、まだ
あまり人脈を必要としていない時期にこそ、人間関係の種をまいて
おくことが大切なのだ

ある出版社は、次々と新しい作家をデビューさせて、ベストセラー
を促成栽培しようとする。別の出版社は、スティーヴン・キングや
世界的な絵本作家であるドクター・スースをじっくり育て、じわじ
わと読者を増やしていく

どっちつかずの道を選ぼうとして、素晴らしい選択肢を避けてはい
ないだろうか? 少し怖いぐらいのことを、思い切ってやってみるといい

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『ダメなら、さっさとやめなさい!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838717938
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┃▼目次▼
┃ 
┃ 古くからの格言は間違っている
┃ 「世界で最高」になろう!
┃ 進むも引くも、見極めが大事!
┃ 運命の谷に立ち向かえ!
┃ 運命の谷を見極めろ!
┃ 運命の谷を這い上がり、頂点を極めよ!
┃ やめることは恥じゃない!
┃ 引き際を見極めろ!
┃ 突き進むべき方向を見定めよ!
┃ お礼の言葉
┃ 解説――神田昌典
┃ 訳者あとがき
┃ 
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