2006年11月22日

『シニアビジネスは男がつくる』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488592071X

本日の一冊は、日本最大級の税理士事務所、辻・本郷税理士法人の
代表であり、シニアビジネスに詳しい本郷孔洋さんが、自らが主宰
する「東京ゴールド倶楽部」の事例を交えながら、現場発のシニア
ビジネス論を展開した一冊。

「東京ゴールド倶楽部」は、メルシャン、船井財産コンサルタンツ、
シニアコミュニケーションなどの有名企業も参加する、シニアビジ
ネスの研究会ですが、それだけに紹介されているビジネスの視点は
類書にない、魅力的なものとなっています。

たとえば、タイトルにもなっている「シニアビジネスは男がつくる」
という発想。確かに、女性はこれまでも家庭で消費していたわけで、
引退して消費が大幅に増えるのは男性。

では、その男性マーケットをどうやってとって行けばいいか。本書
には、その具体的ヒントが書かれています。

ほかにも、アメリカ最大のシニアコミュニティAARPの研究など、
興味深い事例が満載。

まだ多くの日本企業が気づいていないビジネスチャンスを取り上げ、
具体的にどう儲けるべきかを指南した、注目の一冊です。

シニアビジネスに関わる人はもちろん、これから起業する人にとっ
ても、注目の一冊です。

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■ 本日の赤ペンチェック
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給料日には、「ニクを食べたい!」と即答し、「しゃぶしゃぶ食べ
放題ニッキュッパ」などと言って肉も死ぬほど食べて具合が悪くな
った世代です。『巨人の星』『あしたのジョー』に熱中したスポコ
ン世代です。一言でいいますと、男性の一時代を作った人たちです。
この人たちがシニアマーケットに参入してきたら、男の時代が再来
すると思いませんか?

いわゆる病気でもない、かといって、ピンピンもしていない人たち
です。私はこのマーケットを「未病マーケット」と呼んでいますが、
この層が健康市場で一番サイズが実は大きい

「フィットネスクラブも三分の一がもう五〇歳以上の会員が占める」
(日経2006年7月3日夕刊)

シニアビジネスを語るときに、無視できないのは、ペットビジネス
(中略)ペット保険もこれから有望

シニアの人材商売、人材斡旋、派遣などのビジネスはものすごい成
長性と可能性がある

高齢者の約六割が、週に四日以上は外出(中略)男女別に見ると、
ほとんど毎日外出する割合は男性が約五五%、女性が約四六%

おもしろいなと思うのが、遅咲きのカリスマが出てきたこと

リバース・モーゲージは一定の資産以上でなければ、信託銀行は扱
ってくれません。しかし、実際はそのレベルまでいっていない人が
多いのが実態

「先生ビジネス」が伸びる

◆富裕層の4大ニーズ
1.資産防衛→運用
2.教育、社会貢献
3.美容、健康、アンチエイジング
4.エンターテインメント(トラベル、グルメ)

AARP(3600万人を擁するアメリカの巨大NPO)は年金のない
高齢者救済の目的で設立されています。かつての日本版AARPの
場合、そこが本末転倒で、「会員化してものを売る」ところからは
じまってしまった

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『シニアビジネスは男がつくる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488592071X
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■目次■

プロローグ シニアビジネスは男がつくる
第1章 「数字」からシニアビジネスのツボを読む
第2章 シニアビジネスを成功に導く12のポイント
第3章 「シニア」と「富裕層」はこう分ければうまくいく!
第4章 世界最大「AARP」はなぜ成功したのか?
第5章 「シニアビジネス」生き残り大作戦!
第6章 シニアが商店街に戻ってくる!
第7章 「一三〇人に一人」のやる気人間になれば成功できる!
第8章 さあ、「シニアビジネス」で一歩先に抜き出よう!
エピローグ 「人」よりも「情報」に頭を下げよ

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