2006年9月1日

 『「頭のいい人」はシンプルに生きる』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956696

本日の一冊は、全世界で930万部の驚異的ベストセラーとなった、
ウエイン・W・ダイヤー博士の名著を再編集した一冊。

タイトルは、『「頭のいい人」はシンプルに生きる』となっていま
すが、本質的には、「自分で人生をコントロールする方法」を説い
た一冊と言えます。

冒頭で、「自分自身の主人でない者は決して自由ではない」と唱え
たエピクテトスの言葉を引用し、その後は自らの自由を阻害するさ
まざまな要因を指摘。

どうしたら理想の人間関係を築けるのか、どうしたら自尊心を高め
ることができるのか…。くよくよしてしまう人にありがちな悩みに、
明快な解決策と考え方を示しています。

読者が都合のいいように解釈してしまうと、安易な離婚や転職、喧
嘩など、思わぬ副作用が出てしまいそうですが、確かに自由に生き
るには必要な考え方だと思います。

本書にはほかにも、豊かに生きるためにどんな考え方をしたらいい
か書かれていますが、そのなかでも気になったのは、ジョージ・バ
ーナード・ショーのこの言葉。

「人生の真の喜び、それは、自分でもすばらしいと認めた目的のた
めに役立つ存在であること」

まさに、土井のテーマでもある「仕事と生きがい」について述べら
れているのです。

ぜひみなさんも、本書を読んでいい刺激を受けてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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「自分自身の主人でない者は決して自由ではない」(エピクテトス)

「自分を持っている人」は他人ともうまくやれる

他人の犠牲になりやすいのは、人を傷つけまいと始終気をつかって
生活している人

あなたの自主性を受け入れてくれない人に対しては、厳しい態度で
接すべきだ

家庭という存在がむずかしいのは、その構成員がそれぞれ、相手を
自分の所有物だと考えているところだ

話してもわからない人のために、あなたの貴重な時間とお金を浪費しない

もしあなたが、”今までそのようにしてきたから”という理由だけ
で行動しているなら、あなたは自分の習慣の犠牲になっている

あなたが心の底から自分はかけがえのない存在であると信じるなら
ば、まさにそれだけで強さが生じるのである

勇気とは批判のまっただ中に飛び込むこと、自分を信頼すること、
自分の選択の結果を受け入れ、そこから何かを学びとること

「人生の真の喜び、それは、自分でもすばらしいと認めた目的のた
めに役立つ存在であること」(ジョージ・バーナード・ショー)

友だちとは、今のあなた以外の人間になれ、と強要してくるような
人のことではない

自分が「持って生まれたもの」はとことん愛すること

自分の立場を理解してもらいたいために議論をすると、ほとんどの
場合、あなたは犠牲者で終わる

世間のあら探しばかりするような相手と一緒にいる必要もない。そ
んな人よりも、幸福そうな顔をした人や、あるいは、成長して人生
を楽しもうとしている人たちに囲まれているようにしなさい

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『「頭のいい人」はシンプルに生きる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956696
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■目次■

1.「いい人生」を生きるための約束事
2.簡単にできる「心の鍛え方」
3.無駄なエネルギーは使わない
4.「自分は自分」と賢く割り切る
5.もっと「動ける人」になる
6.生きるのが断然ラクになる「現実」とのつき合い方
7.人生で成功する人の「いい習慣」

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