http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040857
本日の一冊は、公認会計士の著者が書いた、わかりやすい会計の入
門書です。
…などと書いたら、どこにでもある会計入門書と思われてしまうか
もしれませんが、この本、かなり面白いです。
まず、「『会計のトリセツ』を読んでいただきたい方」のイラスト
入りの説明がアホっぽい。
無機質なイラストと真面目な内容が何ともいえず、コミカルな印象で
す。
そして、特徴として際立っているのは、「エンジェルとの出会い」
「初めての売上が上がった!」「資金ショートの危機」「自社ビル
の購入?」など、ケースごとに会計処理の仕方と、考え方が説かれ
ている点。
主人公の会社の成長ストーリーを読みながら、会計と経営の両方が
学べる、極めて良質なテキストです。
もちろん、初めて学ぶ人を対象にしていますから、既に学んだ人に
とっては既知の内容がほとんど。
とは言え、新会社法に伴う変更点が盛り込まれていたり、経営上必
要な考え方も説かれていますから、ちょっとでも不安な方は読んで
みるといいでしょう。
個人的には非常にいい内容だと思っていますので、ぜひ会計以外で
もシリーズ化して欲しいと思っています。
N社のOさん、よろしくお願いします!(笑)
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■ 本日の赤ペンチェック
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なぜ会計は難しいと感じるのでしょうか? それは、会計の本来の
役割を忘れて数字から入ってしまうからです
アパレル商品なんかは特にそうだと思うけど、プライスっていうの
はお客さんがいくら出すかなんだよね
いくらビジネスプランがすぐれていても、それを実行していくうえ
での問題を解決できなければ、そのビジネスは失敗してしまう
仕訳には財産(純資産)が「増える」「減る」「変わらない」の3
パターンしかない!
◆5種類の勘定科目の性質
「資産」「費用」
増えた場合は「借方」に記載し、減った場合は「貸方」に記載する
「負債」「純資産」「収益」
増えた場合は「貸方」に記載し、減った場合は「借方」に記載する
通常企業は、成長時に資金が足りなくなる
◆売上を計上するための条件
1.顧客に商品またはサービスを提供すること
2.商品またはサービスの対価として販売時に現金を受け取る、も
しくは売掛金、受取手形等の将来現金で回収できる資産を販売
時に受け取る
変動比率(%)=商品1単位あたりのコスト/商品1単位あたりの販売
金額
損益分岐点売上高=固定費の金額/商品の利益率
目標利益を達成する売上高=
(固定費の金額+目標とする利益)/商品の利益率
資金ショートを解決するには、次の2つの方法しかない。一つは、
必要なお金を借りてくる、もう一つは支払いを遅らせる
会社というのはお金が回って初めて存続できる
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『数字がダメな人用 会計のトリセツ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040857
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■目次■
第1章 会計の超基本
第2章 簿記と財務諸表の超基本
第3章 会計のトリセツ・本編
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