2006年7月13日

『オシムの言葉』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797671084

先日、やっと話題の書『オシムの言葉』が自宅に届きました。

テレビを観ていて知ったオシム哲学の奥深さに魅せられて、土井も
ついに購入してしまったのです。

実際に読んでみたら、やはり「サッカーの本」なわけですが、行間
には、いくつもの名言と哲学が散りばめられていました。

オシムのマネジメント哲学、チーム作りの極意、選手のモチベーシ
ョンを上げるための考え方などは、経営者にとっても参考になると
ころが多々あります。

そして、「フィールドの向こうに人生が見える」というサブタイト
ルに表現されている通り、人生哲学としても読める内容。

「頭の中にはサッカーしかない」「監督をやっているんじゃなくて、
監督という生き物」と評されるオシムの仕事にかける想いが伝わっ
てくる、じつに味わい深い一冊です。

部下におもねるのではなく、導く。そして自主的に思考し、行動す
る力を育てる。

現代日本のマネジメントの問題を改めて認識させられました。

経営者、マネジャー必読の一冊です。

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■ 本日の赤ペンチェック
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「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」

「ジェフに初めて来た時、技術のあるいい選手がたくさんいた。そ
う、名前は挙げないがひとりではいい選手がたくさんいた。ただ、
そういういい選手がひとつのチームに固まっていたら、チームは成
り立たない。誰が彼らのために走るのか?」

「しっかりとしたチームを作りたい。そこから先勝てるかどうかは
相手チームに聞いてみましょう」

「ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に、肉離れをしますか?
要は準備が足らないのです」

「やはり選手と監督というのは別のものだ。いい選手が監督になっ
た時は、自分がいい選手であったことを忘れるべきだ」

「一般的には、個人プレーが強い人間を人々は好む。しかし、私は
ひとつのチームを作ることをまず考えて、その上で機能する選手を選
ぶ」

「システムはもっとできる選手から自由を奪う。システムが選手を
作るんじゃなくて、選手がシステムを作っていくべきだと考えてい
る。チームでこのシステムをしたいと考えて当てはめる。でもでき
る選手がいない。じゃあ、外から買ってくるというのは本末転倒だ。
チームが一番効率よく力が発揮できるシステムを選手が探していく
べきだ」

「重要なのは、ミスをして叱っても使い続けることだ」

「私が実際に行っていることを話そうか。試合の前とかにはほとん
ど戦術の話はしない。モチベーションを上げるのに大事だと思って
いるのは、選手が自分たちで物事を考えようとするのを助けてやる
ことだ」

「作り上げることは難しい。でも、作り上げることのほうがいい人
生だと思いませんか?」

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『オシムの言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797671084
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■目次■

第1章 奇妙な挨拶
第2章 イタリアW杯での輝き
第3章 分断された祖国
第4章 サラエボ包囲戦
第5章 脱出、そして再会
第6章 イビツァを巡る旅
第7章 語録の助産夫
第8章 リスクを冒して攻める
第9章 「毎日、選手から学んでいる」

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