2006年6月24日

『売れる企画書のつくり方』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040822

本日の一冊は、2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー
「ベスト店長賞」を受賞。現在はネットショップを中心に経営指導
をしている竹内謙礼さんが、売れる企画書のノウハウとテンプレー
トを提示した一冊です。

この手のノウハウ書で気をつけるべきは、単にフォーマットだけを
提示したものか、それともそこに著者の実践ノウハウが反映されて
いるのか、ということですが、本書に関する限り、心配はなさそうで
す。

著者の竹内さんは、コピーライティングのプロとしても知られてお
り、本書の内容にも、そのノウハウが活かされています。

どうしたら読ませる企画書が作れるのか、どうしたら相手に行動を
起こさせることができるのか、まさにコミュニケーションの本質が
説かれています。

ビジネスにおいて「言葉力」があるかないかは、まさに死活問題。

企画書に限らず、ビジネス文書を書く方すべてに読んでいただきた
い一冊です。

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■ 本日の赤ペンチェック
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販促イベントでは企画内容よりも、お客様の企画に対する期待感を
盛り上げるネーミングが重要視される

広告は予想通りの数字が出せる確率は5割ぐらいだと考えていたほ
うがいい。企画をジャッジする人達も「失敗したらどうするんだ」
と思っているはずなので、補足部分で広告戦略のフォローがしっか
りされていることを強調して企画書全体に好印象を与えたい

イベントの軸となるのは将来的に利益につながる「新規顧客獲得」
「優良顧客の満足度アップ」「マスコミへの露出」の3点をメリッ
トとして企画を考えなくてはいけない

新商品開発を成功させるためには、技術力から商品を考えるのでは
なく「売り方」から考えたほうが成功する確率が高い

「企画力」とは物事の関連性を見つける力

企画を立案するための情報収集で心がけなくてはいけないことは、
「好き嫌い」だけで情報を選別してはいけないということ

「自分の趣味・特技」と「世の中で求められているもの」という2
つの関連性が結びついたときに、初めて売れる企画が生まれる

新規顧客の獲得企画に利益を求めてはいけない

お得感が伝わらない企画は絶対に売れないし、お得感がない企画は
まったく販促につながらない

書き出しに魅力のない企画書は通らない

利益とコスト削減の両方を強調すると、より企画書へ対して印象がよく
なる

文章を短くまとめるというのも、相手に「自信」を伝えるテクニック

企画書の構成はホップ・ステップ・ジャンプ・さらにジャンプ

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『売れる企画書のつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534040822
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■目次■

第1部「売れる企画書」がすぐに書ける10パターン・30文例
第2部「売れる企画書」を極めるためのテクニック
 第1章「売れる企画」をどんどん生み出す考え方
 第2章「売れる企画書」を読む気にさせる書き方・見せ方
 第3章「売れる企画書」の印象がアップするキャッチコピー術
 第4章「売れる企画書」を確実に通す交渉・プレゼン術

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