2006年2月12日

『必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin30days』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451219X
人生と仕事、そしてもちろんお金儲けにも役立つ本をご紹介する、この「ビジネス・ブック・マラソン」。気がついたらもうすぐ600号です。

本日の一冊は、トータル1400万部突破の大ベストセラーシリーズ、「ゲリラ・マーケティング」のお手軽版、『Guerrilla Marketing In 30 Days』の待望の邦訳です。

※参考:『Guerrilla Marketing In 30 Days』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1932531297
「30日で学ぶ」をコンセプトに、ゲリラ・マーケターの心構えから具体的な考え方の指針、マーケティング実践のステップまで、丁寧に書かれています。

ただ、これは本シリーズへの不満でもあるのですが、看板とは裏腹に、そんなに刺激的な内容は載っていません。

「ゲリラ」というネーミング、読者を扇動するような語りかけ、体裁こそ「ゲリラ」ですが、じつは書かれている内容は極めてオーソドックスなものです。

どちらかと言うと、書かれているポイントを読んで、読者自身が考えるきっかけを持てる、というのが本書の特長だと思います。

まだ本シリーズを読んだことのない方には、お手軽な一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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顧客の喜ぶ顔を見ることこそ、あなたのゴールだ。なによりもまずそれを優先しなさい。顧客を、最低ひとりは楽しませる方法を、毎日いくつか考え出しなさい

今日、ビジネスの世界では、推量が入り込む余地はほとんどない。マーケティングも然り。適切で客観的で詳細な情報の入手こそが、成功への道である

「マーケティングの世界に存在するものは、顧客や見込み客の心の中にある知覚だけである。知覚こそが現実なのだ」(『マーケティング22の法則』

顧客をもっとも惹きつけるベネフィットは、情緒的、経済的な見返りを与えてくれるものである

◆ゲリラ・マーケッター的広告の4つのポイント
1.一貫性 2.繰り返し 3.フォーカス 4.ポジショニング

統計によれば、ターゲットは広告を9つ目にしたとすると、そのうちの1つだけに気づくと言う

何よりもまず留意すべき点は、人は気に入った相手、よく知っている相手、信頼できる相手からモノを買うということだ

あらゆる企業にとって非常に重要なルールの1つはこれだ。
「1人ではなにもできない」

販売コーチのケビン・ネーションズによれば、買い物を済ませたばかりの顧客は、さらなる購買決定を行う可能性が高く、もっとも受容力のある状態になる

顧客を釣り上げるには、顧客が興味を持つようなエサを用意しなくてはならない

◆ゲリラ流「事業発展のためのルール」 ※一部紹介
2.量の増加は必ずしも成長を意味しない
6.ありきたりのものを作って、あるいは、手持ちのサービスを活
用して、販売活動を行おうなどと考えてはならない
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『必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin30days』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451219X
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※多すぎるので省略します
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