2006年1月28日

『起業・独立の強化書』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023302570
本日の一冊は、「月刊アントレ」の創刊メンバーであり、現在は、「独立事典」「ドリームゲートプロジェクト」の編集デスクを務める著者が、起業・独立の心構えと実際を説いた、注目の新刊です。

起業モノというと、啓蒙するばかりで中身のないものも多いのですが、本書の内容は、かなり実践的。

これから起業しようとする方が、具体的に何を準備し、どんな点に注意すべきかが、商品開発、マーケティング、マネジメント、ファイナンスの面から、具体的に説かれています。

実際に起業した方の成功例、失敗例を交えながら解説されているので、起業するとどんな問題に直面するのか、かなりリアルに把握できます。

既に起業した人にとっては、「もっと前に読んでおけば良かった」と思える本に違いありません。

つまらないことで失敗しないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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個人が独立して事業を立ち上げる時は、市場の成長性と並んで、いや、むしろそれ以上に、市場と自らの能力や志向との相性が重要

◆起業を決意した時、最初に取り組むべき作業
「求められること」「できること」「やりたいこと」。この3つのバランスが取れる事業は何かを探すこと

(ブレーンストーミングでは)「こんなことを言ったら笑われる」「これでは怒られる」「この考えは評価されない」など、参加者が抱きがちな否定的心理を排除していくことが大切

起業したいテーマやジャンルが浮かんだら、改めて「顧客は誰か?」「商品(サービス)は何か?」「提供方法はどんな方法か?」。この3点を考え抜くこと

商品をガチガチに決めてしまうと、販路はおのずと限定されてしまう。だから反対に有望な販路を先に探し、そのルートに乗せやすい商品を選択する、あるいは絞る、または既存商品の一部を改良する、といった考え方のほうが、事業が軌道に乗る速度はグンと速まる

同一ターゲットを狙う異業種こそ要チェック

複数の営業品目があるのが当たり前のビジネスなら、その品目の数だけ、分割・独立させて事業化することができる

「お金を稼ぐ」ことに必死になるあまり、「お金を回す」ことをおろそかにしない

共同経営で始めるなら、志は同じ、能力は別が鉄則

より良いアイデアは、徹底した学習から生まれる

起業当初は、人を雇わずに、どう事業を進めるかを考える

話題やニュースになるよう、特色のある事業を計画する
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『起業・独立の強化書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023302570
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■目次■
はじめに
第一週 基本準備・入門編
第二週 実施準備・入門編
第三週 基本準備・反復編
第四週 実施準備・反復編
あとがき
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